衛星打ち上げ成功喜ぶ 短歌ミッション機運醸成 花巻北高で応援会
県立花巻北高校(佐々木信明校長、生徒672人)が携わった人工衛星「YODAKA」の打ち上げ応援会は5日、花巻市本館の同校で開かれた。宇宙空間で「短歌ミッション」を担う衛星が米国からロケットで打ち上げられるのを全校生徒が見守り、プロジェクトの成功へ機運を高めた。 2022年に同校の生徒が考案した短歌ミッションは、全国から寄せられた上の句と、同校生徒がつくる下の句のデータをYODAKAに別々に送信し、偶然の組み合わせで短歌(連歌)を作成するもの。宇宙をテーマに花巻全体の盛り上げを図る花巻スペースプロジェクト「UP花巻」のウェブサイトで、現在上の句を募集している。 応援会ではYODAKAを搭載した国際宇宙ステーション(ISS)補給船をロケットで打ち上げる瞬間や、切り離された第1エンジンが地上に戻ってくる様子を大型スクリーンでライブ視聴し、ISSに向かう軌道に入ったことを確認して「打ち上げ成功」の喜びを分かち合った。