スケボー悪魔となり、バキバキにスタイリッシュな空間でオーリーをキメろ! 不条理でサイケデリックなスケボーゲー『Skate Story』プレイリポート【TGS2024】
ちょっとした衝撃で砕け散るクリスタルの身体を持つ悪魔が、危険を承知で冥界をスケボーでかっ飛ばす。Devolver Digital(ホール3・C06)がTGSにデモを出展している『Skate Story』は、最高にスタイリッシュで悪魔的なスケボーアクションアドベンチャーゲームだ。2024年にPCでのリリースを予定している。 【記事の画像(5枚)を見る】 ノイズと歪みだらけの空間でトリックをキメろ! 今回TGS出展版の英語デモをプレイしたのだが、もういろいろとヤバい! きらびやかでダウナーなエフェクトもりもりのグラフィックとサウンドが抜群にダークでカッコよく、何か悪い事をしている気分になってきてしまう。 本作では奥方向に伸びた通路をスケートしていくことが多いのだが、終端にあるワープ扉を抜けるたびに違う風景のシーンへとブッ飛んでいく。こうした演出も疾走感とマッチしていてなかなか良さげだ。 バキバキにノイズとディストーション(歪み)がかかった絵面がヤベぇ。 通路状のステージを滑っていくことが多い。大抵は終端にワープ扉が用意されており、それまでに要求されたトリックでお題をクリアーしていれば扉が開いて次のステージにブッ飛んでいく。 ボス戦などもアリ! スケートを使ったアクションアドベンチャー的内容 スケボーゲーとして、演出だけでなくゲームの流れもやや異質なのは特徴と言えるだろう。一般的なスケボーゲーはミッションの合間にフリー走行して遊ぶことが多いと思うが、本作はほぼ完全にストーリーベースで進行していく。“スケボーを使ったアクションアドベンチャーゲーム”と考えた方がわかりやすいかもしれない。 ステージをクリアーして話が進んでいくに連れて、スケボーパークのように開けた空間で滑ることもあるし、“指定された場所をトリックで飛び越える”といった内容のチャレンジやボス戦なども登場。さらにはちょっとした謎解きや、NPCが要求するアイテムをゲットして持ってくるといったクエストまである。 話開けたエリアでクエストやチャレンジがスタートすることも。 最序盤であるデモ部分のストーリーは「ガラス造りの悪魔が月を喰らおうと冥界からスケボーで突っ走っていたらとっ捕まり、“哲学者”から解放のための試練を課せられる」というもの。変なゲームのやり過ぎで筆者の頭がおかしくなったと思うかもしれないが、本当にそういう不条理なワケわかんない話なのである。 でもカットシーンは矢鱈とカッコいいので、英語が苦手な人も適当にテキストを読み飛ばしながらチェックするといいだろう。このあたり、製品版ではイケてるフォントとともにきっちりローカライズして欲しいところだ。 道中ではショップがあったり、奇妙なNPCたちが登場する。 TGSデモにトライする人のためのTIPS というわけで、久しぶりにDevolverらしい尖りまくったゲームとなっている本作。TGS会場に行く予定のあるスキモノの人はぜひトライしてみて欲しい。 最後に、初見では少し気づきにくかったり引っかかりそうな部分をTIPSとして書いておくので、限られたプレイ時間を効率的に過ごしたい人は参考にされたし。 プッシュ(地面を蹴ってスピードを上げる動作)はボタンを押しっぱなしにするだけで連続して行われるオーリー・キックフリップ・ショービットをフルパワーで放つには、溜め状態から画面中央下部に出るUIが緑の時に発動させるストーリーが進み、捕まって“Lyceum”に連れてこられたら、試練を受けるためのアイテムをふたつ集めないといけない。入手方法はNPCが教えてくれる体力バーのような物が出ている時はボス戦。トリックを出すことでダメージを与えられる