運送車・公道最速伝説。頭文字はたぶんP!『プニヒ運輸(仮)』で「まさかそれでレースすんの?」って車を使い爆走しろ!【東京ゲームダンジョン6】
操作はシンプル。ギアチェンジなしでアクセルとブレーキを使って運転するもの。一応クラッチもあるんですけど、本作ではドリフトをやるために使うものです。
実際にプレイしてみるとカーブに差し掛かかったときにクラッチを踏んでドリフトするのが面白いんです。面白すぎてバンに積まれた荷物が確実にダメージを受けるだろうなという物理法則も忘れるくらい面白い(本作は別に荷物が痛むとかのペナルティはないですよ)。
筆者は配達時代、へんなカーブの曲がり方をするとかバックで移動したとか変な運転をするとトラックから「注意してください」という音声が流れるという、「2001年宇宙の旅」で宇宙船を支配するマザーコンピューターみたいな車に乗って作業していたことを思い出すのですが、どうやらプニヒたちの世界ではあんま気にせず爆走しろ!ということらしいです。なにせニトロも積まれていて、ストレート一本の道になったときに使い切れ! ってゲームデザインにもなっていますから。これがプニヒたちが見出した新世界の交通ルールか……。
………熱い風に溶けてく………………プニヒ伝説の始まりを告げる……インタビュー
真面目な話、ゲーム自体はまるで90年代のアーケードにて、人気レースゲームの筐体で走るような快感に満ちている手触りでした。
このあたりの作りこみに関して、221Gamesの離水ひつじ氏にインタビュー。筆者は『プニヒ運輸(仮)』の衝撃のあまり、90年代に発売された伝説のレーシングRPGに出てくる登場人物風の喋りになってしまいましたが気にせずお読みください。
ーー……気鋭のGame Makerでもある221Gamesが、前作はRobot Gameの『プニヒローダー2』をMakeしたことは知っている……その鮮烈な衝撃……甘美な世界のままに……まさか配達業という現代世界のインフラを担う世界をなぜ作ろうとしたんだろうか……今も、私の試遊した右手が震えてる……まるで初恋がStartするかのような世界を……。
離水氏:もともと私たちのチームはロボットのゲームを作ろうという感じで集まったところがあるのですが、車も好きだったんです。そこで車のゲームを作って遊びたいなと思っていたことと、「ロボットゲームばかり作っていると、ちょっと飽きるな。別のゲームも作ってみたいな」というのがあったんです。
【関連記事】
- パン屋経営&ダンジョン探索アクションに、少年たちの大冒険まで「グラビティゲームアライズ」ブースレポート【東京ゲームダンジョン6】
- 5年間練り上げられた美麗なドット絵オープンワールドRPG『ELEMASTA』【東京ゲームダンジョン6】
- 日本は大丈夫か? “メスガキに罵られる性癖の力で山登り”アクション『ZAKO NO AHIRU』っていうのが作られているんだが?【東京ゲームダンジョン6】
- 『ROBO OH』で思い出せ!ファミコン時代の子供の頃こそロボバトルがすさまじく熱かったことを。【東京ゲームダンジョン6】
- 日本は大丈夫か?『キメキャワ限界ビートちゃん!!』は最低賃金の工場員の苦痛をリズムをキメてごまかす音ゲー【東京ゲームダンジョン6】