【ソフトバンク】佐藤直樹、支配下再登録 19年ドラ1→昨オフ育成→半年で復帰 柳田悠岐離脱で白羽の矢
ソフトバンクは1日、育成の佐藤直樹外野手を支配下登録したと発表した。背番号は「138」から昨季までの「30」に戻った。みずほペイペイで、なぜか三笠GMとおそろいのライトグレーのスーツ姿で会見に臨んだ佐藤直は「きのう(31日)夜『支配下登録するので福岡に戻ってください』と電話があり、びっくりしました。ここからが勝負だなという気持ちです。(家族は)泣きそうになるくらい喜んでくれました」と話した。 柳田が5月31日の広島戦で右太もも裏を負傷し、長期離脱することに伴って白羽の矢が立った。オフの自主トレをともにした“師匠”のアクシデントにより転がり込んだチャンスに「(柳田の)代わりにはなれないと思うが、少しでもチームに貢献できるよう、元気のあるプレーで取り組みたい。今年1年が最後のつもりで悔いのないようにオフから過ごしたいなと思っていた。自主トレの柳田先輩の教えで気づくこともあった。課題の打撃で結果も出ている。プラスになっている」と語気を強めた。 今季はウエスタン・リーグで34試合、打率3割4分、2本塁打、16打点、10盗塁の好成績を収めている。3三塁打はリーグトップタイ。 佐藤直は1998年9月3日、兵庫・神戸市出身の25歳。報徳学園高、JR西日本を経て、2019年ドラフト1位でソフトバンク入り。俊足、堅守の外野手として期待され、20年はウエスタン・リーグで20盗塁を記録し、盗塁王に輝いた。21年に1軍デビュー。昨年10月に戦力外通告を受け、育成選手として再契約していたが、約半年後の支配下復帰となった。通算114試合、打率1割2分9厘、2本塁打、4打点。177センチ、88キロ。右投右打。推定年俸1300万円。
報知新聞社