パリ五輪の卓球日本代表メンバーたち

パリ五輪では早田ひな（24）を中心に強敵、中国を倒して悲願の金メダル獲得ラッシュが期待される卓球日本代表が18日、決戦の地へと旅立った。 【画像】目のやり場に…福原愛が“親しい男性”の前で見せた「淡い水色のビキニ」姿 今回の五輪では、視聴者数が多い中国のゴールデンタイム（19～23時）に合わせて試合が組まれている。その結果、時差が１時間程度の日本も恩恵を受けることとなった。 「各局の五輪中継種目を決める会議でも、卓球は予想以上の人気を誇っていました。前回の東京五輪では日本が混合ダブルスで金メダルを獲得したこともあり、今大会の卓球の注目度は過去一番と言えるでしょう」（広告代理店関係者） 中継だけに飽き足らず、各テレビ局とも〝取材強化競技〟の１つとして手厚くフォローしているのが現状だ。ところが……在京テレビ局関係者は、「卓球報道には大きな問題がある」と明かす。 「卓球の五輪代表者は、海外で行われる国際大会を転戦してポイントを稼ぐことで日の丸のユニフォームを勝ち取った。ところが、この国際大会の試合映像があまりにも高いんです」 放映権を保有しているのは世界の著名アスリートをマネジメントするＩＭＧだという。テニスの錦織圭（34）、卓球の石川佳純（31）、張本智和（21）、野球の松井裕樹（パドレス・28）や小笠原慎之介（中日・26）、パリ五輪サーフィン日本代表にも選ばれている五十嵐カノア（26）らが所属しており、グローバルにビジネスを展開している。 「たとえばスポーツニュースでの映像使用料は、１分あたりなんと約40万円。どの局も経費削減の折、支払いに頭を悩ませていて、テレビ局によっては卓球のニュースを飛ばしたり、通信社の写真で構成するなどしています」 これでは「卓球日本代表パリへの軌跡」のような企画特集を組むことは不可能に近い。 「７月２～７日にタイ・バンコクで行われた『ＷＴＴスターコンテンダーバンコク』の試合映像は、五輪前最後の主要国際大会ということもあり、さすがに多くのテレビ局のスポーツニュース番組で放送されました。しかし、テレビ局からすれば『国内選考に戻してもらえないか』というのが本音。 密着取材するにも円安で渡航費用は爆上がりしていますし、輪をかけて足が重くなっているのです。2028年開催のロサンゼルス五輪に向けても、同じ選考方法なら卓球取材から撤退するテレビ局が続出する可能性は高い」（卓球関係者） 放映権料の高さによって各局が卓球報道から撤退……選手に非はないだけに、なんとも切ない話だ。