コネクティッドサービスの提供機能を拡充するなど「MAZDA3」を商品改良
選択しやすくなるように機種体系を刷新
マツダは2024年8月1日、「MAZDA3(マツダ スリー)」を商品改良し、全国のマツダ販売店を通じて本日より予約受注を開始することを発表した。販売開始は2024年10月上旬を予定している。 【写真はこちら】レトロでカスタムカーのような雰囲気も感じさせる特別仕様車「MAZDA3 セダン XD レトロスポーツエディション」(全3枚)
「MAZDA3」は2020年「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、デザインが好評なCセグメントのハッチバック&セダンだ。また、ハッチバック(ファストバック)にはマニュアルトランスミッションをラインアップしていることも特徴となる。 今回の改良では、選択しやすくなるように機種体系を刷新。より一層、安全・安心・快適に運転を楽しめるように、コネクティッドサービスの提供機能を拡充し、室内の安全装備を強化した。 まず、MAZDA3が搭載するパワートレーンをおさらいしておくと、ガソリンエンジン3機種とディーゼルエンジン1機種の計4機種を設定する。 前者は82ps/146Nmを発生する1.5L直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」と、156ps/199Nmを発生する2L直噴ガソリンエンジンSKYACTIV G 2.0にマイルドハイブリッドシステムM HYBRIDを組み合わせた「e-SKYACTIV G 2.0」、そして世界初の革新的な燃焼制御技術「SPCCI※2(火花点火制御圧縮着火)」を採用してマイルドハイブリッドシステムM HYBRIDを組み合わせて190ps/240Nmを発生する「e-SKYACTIV X」。後者は130ps/270Nmを発生する1.8Lクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」となる。 組み合わせるトランスミッションは6速ATのほかに、ファストバックには6速MTの設定もある。駆動方式はいずれも2WD(FF)と4WDをラインナップする。 改良後の機種体系については、ファストバックはシンプルなベースグレードの「15C」、ベースグレードに充実した安全装備が備わった「15S S Package」 「XD S Package」を設定。(15Sがガソリンエンジン搭載車、XDがディーゼルエンジン搭載車) そして上級グレードには、シートヒーター等の快適装備を充実させた「20S Touring」「X Touring」 「XD Touring」を設定するほか、レトロモダンの世界観をテーマにスポーティーさを融合した特別仕様車「20S Retro Sports Edition」 「XD Retro Sports Edition」のラインナップとなる。 一方のセダンは、充実した安全装備が備わったコアグレード「20S S Package」 「XD S Package」、シートヒーター等の快適装備を充実させた上質グレード「20S Touring」 「XD Touring」、レトロモダンの世界観をテーマにスポーティーさを融合した特別仕様車 「20S Retro Sports Edition」「XD Retro Sports Edition」のグレード設定となる。 またメーカーセットオプションとして、ファストバックの「15S S Package」「XD S Package」と、セダンの「20S S Package」「XD S Package」に、ホイールとドアミラーカバーを黒色に変更できる「ブラックアピアランスパッケージ」を設定する。 コネクティッドサービスの提供機能拡充については、ファストバック「15C」を除く全機種で、エアコン、シートヒーター、ステアリングヒーターのコントロール、電話の受発信、ナビゲーションの目的地設定を音声操作できる「Amazon Alexa(アマゾン アレクサ)」を採用。 さらにネットワークを通じて施設情報や周辺駐車場の空き状況などの最新情報を参照できる「マツダオンラインナビ」を採用している。 室内安全装備の強化では、後席の乗員取り残しや、荷物の置き忘れ防止のために、ドライバーへ注意喚起する「リアシートアラート」を全機種に採用している。 車両価格はファストバックが220万9900円~398万6400円、セダンが257万7300円~326万5900円となっている。