『Apex Legends』チート付与騒動を受けてアップデートが実施…ハッカーは海外メディアインタビューで「楽しむためにやった」などと答える
Respawn Entertainmentは3月20日、『Apex Legends』の海外大会においてプレイヤーにチートが付与された問題を受けてアップデートを実施。一方、ハッキングを実施した人物は海外メディアのインタビューで「楽しむためにやった」などと話しています。 【画像】「一般のプレイヤーは心配しなくていい」…ハッキングを受けたゲーム画面 ◆開発元は段階的なアップデートを実施 これは、国際大会への出場権をかけた北米地域予選の決勝戦にて、DarkZero EsportsのGenburten選手とTSMのImperialHal選手に、フィールド上にいる敵の位置が表示される(いわゆるウォールハック)チートや、全く別の方向にいる敵に弾があたる(ホーミング)のようなチートが付与されてしまったというもの。これにより大会は中断、延期となりました。 開発元であるRespawn Entertainmentは、騒動からおよそ50時間経過したのちに発表された声明で「問題の調査と分析を開始している」とし、段階的なアップデートにおける最初のものを配信したことを説明しました。なお、予定されている国際大会については予定通り実施される模様です。 ◆「一般のプレイヤーは心配しなくていい」と話す 一方、今回チートを付与したプレイヤーの画面でも名前が確認できたハッカー「Destroyer2009」は、海外メディア(TechCrunch)の取材に応じています。 動機については、Respawn Entertainmentにこの脆弱性を修正させるためとしつつ「ただ楽しむため」にやったと話し、『Apex Legends』以外のプロセスは利用していないと説明しています。具体的な方法は明しておらず、その理由については、バグや不具合などをデベロッパーに報告することで受けられる報奨金プログラムなどがないことを挙げています。 なお、Genburten選手とImperialHal選手を狙ったことで「彼らの注目と視聴回数を増やした」とし「一般のプレイヤーは心配しなくていい」と話しています。
インサイド Okano