”荒木遼太郎を消した”FC町田ゼルビアがFC東京に快勝。MOMを選ぶなら...【コラム】
掃除人の如くピンチの芽を摘む
2024年11月9日、国立競技場でFC町田ゼルビアとFC東京とのダービーマッチが開催された。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開! 立ち上がりは3バックシステムで臨んだ町田が素早い寄せとリズミカルなパスワークでペースを握り、FC東京を攻め立てる展開になった。 前半、町田で光ったのはFC東京のトップ下でキーマンの荒木遼太郎をマンマーク気味で抑えていた下田北斗の働きだ。彼が荒木の動きを良い形で封じ込んでFC東京の攻撃を停滞させたことが、間違いなく試合の流れに大きな影響を与えた。 事実、25分までは明らかに町田ペース。前半は白崎凌兵の1点(決めたのは15分)のみだったが(スコアは1-0)、望月ヘンリー海輝、相馬勇紀らがチャンスを決めていれば、あるいは最初の45分間で3-0くらいのスコアになっていたかもしれない。 後半になっても流れは変わらず、49分にはオ・セフンのゴールで町田が2-0とリードを広げた。FC東京のストロングポイント=荒木の個人技を消す戦い方は理に適っていて、79分に相馬の直接CKでダメを押した町田の勝利は妥当な結果だった。 この試合のマン・オブ・ザ・マッチは迷わず下田を選ぶ。最終ラインの前で掃除人の如く、ピンチの芽を綺麗に摘んだ仕事ぶりは評価に値したからだ。 これで上位2強(ヴィッセル神戸とサンフレッチェ広島)との勝点差を縮めた町田はひとまずV消滅を回避(神戸と勝点4差、広島とは勝点2差)。明日の東京ヴェルディ対神戸、浦和レッズ対広島戦の結果が気になるところである。 取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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