【バスケ】勝って兜の緒を締めよ 信州ブレイブウォリアーズが山形戦で学んだ教訓とは
修正力を見せるも油断はなし「成功を続けないといけない」
第1戦の課題を修正し、出だしから山形を圧倒して勝利を納めた第2戦。マーシャルは「負けた後の試合はすごく修正をするところであったり、自分たちがもっと良くならないといけないところが出てくる。このリーグはバック・トゥ・バック(連戦)の試合で、次の日にすぐに修正をしなければならない。チームとして今日はそれができたと思います」とバウンスバックできたチームの成長に頷く。 一方、指揮官はチームの成長を感じつつも「でも今日は今日。成功は続けないと意味がないので、今日は終わり。例えば先週にそういう(エナジーや遂行力の)話をして、今週臨んだはずが、昨日はそういうスタートができなかった。来週は来週でまたスタートがどうなるか分からないですけど、また違うマッチアップ、違うゲーム内容になると思うので。でも、どういうふうにやっていこうとチームで40分っていうことを続けないといけないです」と慢心は一切ない。 7連勝で迎えたホームでの第1戦では、チームにどこか油断があるようにも見えた。指揮官も第1戦の後に「我々はタレントのあるチームで、『どこかでスイッチを入れれば勝てるだろう』という気持ちがあるように見える。だから続けてこういうスロースタートがあるのだと思う。そういった勘違いはあるのかもしれない」と苦言を呈していたことからも、集中しきれていない部分があったことは間違いない。 山形戦で連勝が途絶えた信州は、もう一度新たな気持ちでレギュラーシーズンを戦っていくことになる。次節は富山グラウジーズとの北信越ダービーを控える。指揮官が語るように、成功は続けないと意味はない。「勝って兜の緒を締めよ」。古くから伝わるこの教訓を、信州の戦士たちは身をもって学ぶ機会になったのではないか。目標の優勝、B1昇格に向けて、ここからどのような成長を積み重ねていくのか。敗戦を糧にさらなる高みを目指したい。
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