夕刊フジ、来年1月末で休刊 56年の歴史に幕
産経新聞社は1日、夕刊紙「夕刊フジ」を来年1月末で休刊すると発表した。スマートフォンの普及など生活スタイルの変化で発行部数が減少傾向だったことに加え、新聞用紙の高騰などが理由。1969年2月の創刊から約56年の歴史に幕を下ろす。 産経新聞は「発行継続に向け努力を続けてきたが、夕刊紙としての一定の役割を終えたと判断した」と説明した。キャッチコピーは「オレンジ色のニクい奴」で、駅の売店などで販売してきた。 電子版と公式サイト「zakzak」も来年1月末で休止する。特別版の健康情報紙「健活手帖」は今年11月の発行で最終号にする。 夕刊フジの現在の発行エリアは東京など10都府県。