イタリア大統領、マスク氏に苦言 移民政策巡り裁判官批判
【ローマ共同】トランプ次期米政権で要職に就く実業家イーロン・マスク氏がイタリアの裁判所を批判し、同国のマッタレッラ大統領が13日、「同盟国の主権を尊重すべきだ」と苦言を呈した。 裁判所は11日、メローニ政権が隣国アルバニアに新設した移民・難民の一時収容施設での収容を一時停止し、欧州司法裁判所に付託することを決定。マスク氏はX(旧ツイッター)に「裁判官たちは辞任する必要がある」と投稿していた。 マスク氏はメローニ首相と関係が良好で、メローニ氏主導の計画に水を差した裁判所に反発したとみられる。