中部空港、中国本土路線が復便傾向 国際線は週275往復に=夏ダイヤ計画
中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社が発表した2024年夏ダイヤ(3月31日から10月26日)の運航計画によると、4月1日を基準とした期初の週あたりの国際線旅客便は275便(往復)となる。256便だった2023年冬ダイヤのピーク時と比較すると19便(7%)増、205便だった前年夏ダイヤでは70便(34%)増で、中国本土を中心に新路線の開設や復便傾向がみられる。 国際線の新路線は1路線で、中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)グループの深セン航空(CSZ/ZH)が深セン線を開設。夏ダイヤ期初の3月31日から1日1往復(週7往復)運航する。 4月1日時点での再開路線は1路線で、日本航空(JAL/JL、9201)が上海(浦東)線を3月31日から再開済み。同路線は2020年3月の運休以来4年ぶりの再開で、月曜と金曜を除く週5往復運航する。また5月30日には、フィンエアー(FIN/AY)がヘルシンキ線を約4年ぶりに再開させる。 増便は4路線で、いずれも3月31日から増便済み。中国東方航空(CES/MU)の上海線を週11往復から同14往復に、上海吉祥航空(DKH/HO)は上海線を週7往復から同14往復に、南京線を週4往復から同7往復に、台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)は、台北(桃園)線を週11往復から同14往復に、それぞれ増便した。
Yusuke KOHASE