1日限定の「腸活スナック水溜まり」、温泉街にオープン 酒を片手に〝おなかの悩み〟語り合う
酒を片手に腸内環境を巡る悩みを語り合う催し「腸活スナック水溜(た)まり」が31日、千曲市戸倉上山田温泉で開かれた。「腸活プロデューサー」として全国で講演する長瀬みなみさん(33)=東京都=が1日限定のママを担当。地元住民ら15人ほどが訪れ、おなかに優しい食事を楽しみながら、ほろ酔い気分で腸の悩みを長瀬さんに打ち明けた。 【写真】腸活スナックで提供されたおなかに優しい料理
会場は温泉街の旧タクシー会社のガレージ。チーズ豆腐と花豆を信州ゆかりのしょうゆ豆で仕立てた一品、脂質の少ない鶏ささみと食物繊維が豊富なプルーンのグリルなどが並んだ。長瀬さんは発酵食品は消化の効率がよく、食物繊維は腸内細菌の働きを助けてくれる―などと解説した。
千曲市の主婦、宮本堪(しのぶ)さん(37)はレモンサワーを手に便秘などについて長瀬さんに相談。長瀬さんも便秘に悩まされてきたといい、腸に優しい食事メニューや摂取頻度を助言した。宮本さんは「和やかな雰囲気だからこそ本音で楽しく話せた。専門家の意見は参考になる」と話した。
催しは「アイドリングスナック水溜まり」と銘打ち、温泉街のスナックの開店前に住民や観光客の交流を促す取り組みの一環。アイドリング―は地元の自営業、山崎哲也さん(44)が6月から不定期に開いており、今回は親交があった長瀬さんを「外部ママ」として初めて招いた。
山崎さんは「腸活とスナックそれぞれを目当てにした人が来店し、狙い通り。今後もさまざまなテーマで開いていきたい」と意気込んでいた。