320人が力強く、厳かに…師走に響く歓喜の歌声 鹿児島市宝山ホールで年末恒例、県民第九演奏会
年末恒例の「かごしま県民第九演奏会」が15日、鹿児島市の宝山ホールであった。オーケストラの演奏に合わせ、16~91歳の合唱団やソリスト計320人超による歓喜の歌声が会場に響き渡った。 【写真】高らかに歌声を響かせるソリストたち=15日、鹿児島市の宝山ホール
37回目の今回は、国内外で活躍する藤本淳也さん(56)=埼玉県=が初めて指揮。木下美穂子さん(ソプラノ)、福島史子さん(アルト)、米澤傑さん(テノール)、池水成孝さん(バリトン)と県内ゆかりのソリスト4人も駆けつけた。 かごしま県民第九オーケストラによるベートーベンの「序曲『レオノーレ』第3番」で幕開け。「交響曲第9番」では、共演した合唱団が力強く厳かに歌い上げ、約1500人の観客を魅了した。 田上小学校3年の女子児童は「迫力があってきれいな歌声だった。いろいろな楽器の音色も心地よかった」と語った。藤本さんは「お客さんとの一体感ができ、気迫のこもった演奏になった」と振り返った。 演奏会の模様は31日午後1時10分から南日本放送(MBC)で放映される。
南日本新聞 | 鹿児島