ドイツ当局、マネロン違反で47の暗号資産取引所を閉鎖
KYC違反の罪で
ドイツ連邦刑事警察庁(BKA)が、マネーロンダリングを含む犯罪行為に関連するとされる47の暗号資産(仮想通貨)取引所を閉鎖したと9月19日発表した。 今回の捜査は、BKAとフランクフルト検察庁インターネット犯罪対策センター(ZIT)で行われた。閉鎖された暗号資産取引所運営者は、マネーロンダリング対策の法的要件(本人確認書類の確認<いわゆるKYC>)を意図的に履行しないことで、犯罪行為によって得た資金の出所を意図的に隠蔽したとして、マネーロンダリングおよびインターネット上での犯罪取引プラットフォームの運営で罪に問われている。 同捜査により閉鎖されたのは、Xchange.cash、60cek.org、Baksman.com、Prostocash.comなどのプラットフォームで、BKAによって公表されている。 捜査にてBKAとZITは閉鎖された交換サービスから広範囲にわたるユーザーおよび取引データを確保し、同データがサイバー犯罪対策において貴重な捜査の手がかりとなるとしている。 なおBKAは今年1月、ドイツの海賊版ポータルサイト「Movie2K」の運営会社の責任者2名から約5万BTCを押収。今年7月に売却し最終的に28.8億ドルの収益を得ている。
あたらしい経済編集部