全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6戦オートポリスは野中誠太が2勝目をマーク
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第2大会は5月19日、大分県日田市のオートポリスで第6戦の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)が優勝。2勝目を飾った。 【野中誠太とフレデリックの争い】 第5戦のチェッカーから約3時間のインターバルで迎えた第6戦の決勝レース。スタートでは、このオートポリス大会で毎戦スタートを決めているポールポジションの野中がホールショット。2番手スタートの小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)はやや加速が鈍る一方、4番手スタートのケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)がスタートを決め、2番手に浮上した。 序盤、2周目あたりまでフレデリックは野中の背後につけオーバーテイクを仕掛けていくが、野中はオーバーテイクポイントをしっかりと抑えトップをキープ。逆に3周を過ぎると、タイヤのグリップが下がってきたフレデリックの背後に小林がピタリとつける展開に。中盤以降、フレデリックと小林はチェッカーまで延々とバトルを続けていった。 レース終盤、2台のバトルの後方には4番手の古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)、5番手の荒川麟(TEAM DRAGON 324)も接近。4台のバトルとなっていった。ただ、フレデリックはストレートで伸びがあり、小林を抑えファイナルラップまで逃げ切ることになった。 そんなバトルを後目に、トップの野中は10.708秒のマージンを築き、第4戦に続く2勝目をマーク。15ポイントを重ねランキングトップでオートポリス大会を終えた。2位はフレデリックでスーパーフォーミュラ・ライツでの初表彰台を獲得。3位は小林となった。4位は古谷、5位は荒川、6位は最後尾から追い上げた中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)となった。 マスタークラスは、序盤今田信宏(JMS RACING TEAM)とDRAGON(TEAM DRAGON 324)の間で激しいバトルが展開されたが、今田が今回も逃げ切り。開幕3連勝を飾った。 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第6戦オートポリス 決勝結果 Pos./No./Class/Driver/Car/Laps/Grid 1/36//野中誠太/PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC/14/1 2/1//K.フレデリック/Pilot ONE Racing with B-MAX/14/4 3/38//小林利徠斗/モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC/14/2 4/37//古谷悠河/Deloitte. HTP TOM’S 320/14/6 5/13//荒川麟/TEAM DRAGON 324/14/3 6/35//中村仁/モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC/14/11 7/2//荒尾創大/HFDP WITH TODA RACING/14/7 8/50//小出峻/HFDP WITH B-MAX RACING/14/5 9/4/M/今田信宏/JMS RACING TEAM/14/8 10/30/M/DRAGON/TEAM DRAGON 324/14/9 11/8/M/清水康弘/GNSY 324/14/10 天候:晴れ 路面:ドライ ファステストラップ:野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC) 1'40.044 (3/14) ペナルティ:No.50は、2024全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則 第31条10.(スタート手順違反)により、競技結果(23'53.323)に5秒加算した。 [オートスポーツweb 2024年05月19日]