SNS「複数アカウント」5割超、「実際会った」4割 日米中韓の高校生SNS調査 親の利用時間などの管理は“最下位” ルール作りどうする?【news23】
日本は「架空請求をされたこと」が8.8%、「アカウントの乗っ取り」が8.5%など、海外に比べて数は少ないものの、看過できない実態が浮かび上がったといいます。 兵庫県立大学 竹内和雄教授 「グローバル化していくので、日本の子どもたちもどんどん海外と同じように、お金の問題や誹謗中傷がどんどん増えていくだろうなというのが大きな印象」 さらに、ネット依存に陥る子どもも増えている中、親や大人の対応が急務だと指摘します。 竹内和雄教授 「(子どもたちは)ネット利用を自分らで“やりすぎ”と思っている。今の子どもたちは『もう限界』と、『大人も一緒に話し合ってルールを決めてくれ』というわけですよ。ネットで知り合って会うことは、『当然、今の時代だからもうしょうがないよね』で済ましてしまうには、危険が大きすぎると思う」 ■日本の高校生4割以上がSNSで“裏アカ” 藤森祥平キャスター: 国立青少年振興機構が、日本・アメリカ・中国・韓国の4か国の計1万5000人を対象に「高校生のSNSの利用状況」調査をしました。 4か国のなかで、「1つのSNSで複数のアカウントを使い分けている」と回答したのは日本の高校生が一番多く、54.2%と半数以上だということです。インスタグラムで2~3アカウントを使い分けるなどしているようです。 小川彩佳キャスター: 使い分けるのは難しそうだと思ってしまいます。 プチ鹿島さん: やり方が分からないので、1アカウントです。新しいSNSが出ると若手スタッフに教えてもらうくらいです。 東京大学准教授 斎藤幸平さん: 番組のスタッフさんは普通のアカウントとは別に筋トレ専用のアカウントで写真をあげたりしているようです。筋トレは同僚には見られたくないそうです。 藤森祥平キャスター: 高校生の子どもに聞いてみたら、「インスタグラム」だけでも3つ持っていました。他にも「X」や「スレッズ」など、いくつかSNSを使っていると言っていました。