北朝鮮に1-0勝利もまさかの非常事態…めちゃくちゃな理由で振り回されて26日の平壌開催が白紙に…森保Jは対応できるのか?
日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(66)は21日、北朝鮮代表とのW杯アジア2次予選アウェイ戦(26日)が平壌で開催できなくなったと明らかにした。北朝鮮側がアジアサッカー連盟(AFC)に中止を申し入れたもので、日本で発病数が増えている「人食いバクテリア」を警戒した措置と見られる。日本代表は21日に国立競技場で行われた同予選で北朝鮮に1-0で辛勝。無傷の3連勝で最終予選進出へ王手をかけた直後に、中4日で迎える次戦が白紙になる非常事態に直面した。 【決定的瞬間】危ない!三笘薫が悪質タックルの餌食に
どこへ向かえばいいのかわからない。森保ジャパンが前代未聞の事態に直面した。 前半のキックオフからわずか80秒でMF田中碧(25、フォルトゥナ・デュッセルドルフ)が決めた先制ゴールを守り切って北朝鮮に辛勝し、初戦から無傷の3連勝でアジア最終予選進出へ王手をかけた直後の国立競技場内の取材エリア。試合の総括に臨んだJFAの田嶋会長が、舞台裏で進んでいた非常事態の存在を明らかにした。 「次戦が平壌では開催されないことが決まったので、みなさんにもお伝えしなければいけない。われわれも今朝に聞いて、いま現在に至っている。チームは明日出発予定でしたが、どこに出発していいかがわからない。なので、出発しません」 敵地・平壌で26日に予定されていた、北朝鮮との2026年北中米W杯アジア2次予選第4戦を巡る状況が、突如として不透明となったのは21日の早朝だった。 朝鮮民主主義人民共和国サッカー協会(DPRKFA)がAFCへ送付した緊急レターで、日本との次戦を平壌で開催するのが難しくなったと報告した。AFCはこれを受理した上で、第三国開催を含めた代替案を提示するようにDPRKFAへ指示。デッドラインはAFCが本部を置くマレーシア時間の午後3時(日本時間同4時)に設定された。 緊急事態はJFAとも共有されたが、デッドラインまでに回答はなかった。第3戦のキックオフが迫っていた国立競技場で急きょ話し合いが設けられ、北朝鮮の団長から平壌で開催できなくなった旨を正式に告げられ、ハーフタイムに日本で代替開催ができないかと逆に提案され、試合後には日本開催は難しいと田嶋会長が回答した。 日本での開催がほぼ不可能となった背景には、国交のない北朝鮮の選手団を迎え入れるために、外務省をはじめとする関係省庁が協力する形で特例の滞在許可が下りていたためだ。しかし、今回の滞在許可は22日を持って切れる。田嶋会長が言う。 「今日の今日に聞かれて、すぐに日本でできますとは申し上げられない。明日が金曜日ですし、(滞在許可の延長に)数日かかるとすれば、それは難しいと伝えましたし、先方も理解していただいたと思っています。話し合いの内容はAFCにも伝えます」
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