イーロン・マスク氏がオープンAIへの提訴取り下げ、訴訟の根拠不十分か…再提訴の可能性も
【ニューヨーク=小林泰裕】米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は11日、生成AI(人工知能)「チャットGPT」を手がける米オープンAIとサム・アルトマンCEOを相手取った訴訟を取り下げた。理由は明らかになっていないが、米メディアからは訴訟の根拠が不十分との指摘が出ていた。 【図解】生成AIの仕組み(文章生成の場合)
マスク氏は2月、オープンAIが当初の設立理念に反し、営利目的のためにAI開発を行っているとして、カリフォルニア州の裁判所に提訴。開発したAI技術を米マイクロソフトなど、特定の個人や団体のために利用することなどを禁じるよう求めた。米メディアによると、マスク氏は改めて提訴し直す可能性もある。