【Z世代に人気!?】国産時計界の三男坊“オリエントスター”ってどんなブランド?
今日、日本の大手時計メーカーは、非常に高い技術力を有しており、時計製造における大半を自社で行っている。 そんな国産腕時計ブランドにはどういったものがあるのか。今回はオリエントスターを紹介する。 【各コレクションのバリエーションを見る】
オリエントスター「“東洋の輝ける星”を掲げた機械式腕時計ブランド」
1951年に誕生した伝統あるブランドで、オリエントを代表する機械式時計をリリースし続けてきた。製造工程は現在でも高い技術をもつ時計師による手作業が大部分を占めている。基幹ムーヴメントは71年に生まれた46系キャリバーで、現在、一部の派生キャリバーでは独自のシリコン製ガンギ車を採用して高耐久性と長時間駆動を実現している。 デザイン的には他社の時計にない強烈なオリジナリティーを感じさせ、特に長時間駆動を誇示するかのようなパワーリザーブインジケーターは、このラインのアイキャッチになっている。スケルトン仕様のモデルも多く、機械式ムーヴメントの動きを視認できるのも楽しい。一方でシンプルなデザインの実用的なダイバーズなども用意されており、製品バリエーションはかなり豊富だ。個性的な機械式時計を探している人は注目したい。
>>代表モデルをチェック!
◎M34 F8 スケルトン ハンドワインディング ペルセウスの名を冠した“M34”コレクションに連なる、深宇宙をテーマに新しいデザインコンセプトによって生まれたオリエントスターのフラッグシップモデル。深宇宙を表現するため、全体をグレートーンでまとめつつ、スケルトンムーヴメントに施した装飾仕上げや、ブルー針といったアクセントを効かせ、モダンかつスタイリッシュな雰囲気に仕上げられている。価格は34万1000円。
◎クラシカルコレクション F7 メカニカルムーンフェイズ ポインターデイトを同軸で備えたムーンフェイズ表示、パワーリザーブインジケーターに加え、テンプの動きを鑑賞できるセミスケルトン仕様となっており、20万円台を切る手頃な価格を実現。全体に古典的な意匠が盛り込まれるほか、文字盤中央インナーサークル内には地紋のようにOSマークが透明な隠し印刷で施されており、和の雰囲気を感じさせる。機械式時計ならではの機構とメカニカルな造形を堪能できる、機械式ビギナーにもおすすめの1本。価格は19万8000円。
◎ダイバー1964 2nd エディション F6 デイト 200m 1964年に発表された、オリエントのダイバーズウオッチ2号機、カレンダーオートオリエントの意匠を再現した復刻版。文字盤はオリジナルモデルを継承する“ブラックミラー”仕様で、艶やかな質感が時計全体をドレッシーに演出している。デザイン性と機能性を両立した、判読性の高い時分針も特徴的だ。オリジナルモデルのディテールを再現しながらも、現代的なデザインとスペックにアップデートされており、高い実用性を備える。価格は15万4000円。 【問い合わせ先】オリエントお客様相談室 TEL.042-847-3380
構成◎堀内大輔(編集部)/文◎巽 英俊