準優10Rで大波乱!集団Fの発生で約3,000万円が返還/ボートレース唐津
ボートレース唐津の「PayPay銀行杯」は16日に準優勝戦が行われた。最初の10Rは大波乱が発生。重木輝彦、中島昂章、三苫晃幸、大月遊雅がフライングを切り、残ったのは1着の野口勝弘と2着の田中太一郎のみ。野口はインで残したものの、「運が良かっただけ」とコンマ01のスタートに肝を冷やしていた。売り上げは3,369万200円だったが、返還舟券を差し引いた残りはわずか5万2300円まで激減。4人の勇み足はいずれも非常識なフライングだった。 続く11Rでは市橋卓士、12Rでは深川真二が安定した走りで逃げを決め、順当に優勝戦へ進出している。 優勝戦は予選トップ通過の野口が絶好枠に構えるが、、舟足には余裕がなく枠とスタート頼みの状況だ。一方、2コース深川が「掛かるし、前にも押している。波と風は嫌いだけど、2コースなら全然問題はなかろう」と自信をのぞかせており、ターン回りも自分好みに仕上げている。バランスの取れた舟足を武器に、市橋もセンターからの一発を狙う。追い風が強めに吹けば、力強い走りを見せる可能性が高い。 カドが予想される是澤孝宏は舟足のパンチ不足を認めながら、「展開を突けるようにしたい」と話す。また、1マークが混戦になれば外枠の是澤、葛原大陽、田中にもチャンスが巡ってくる。 なお、小川晃司と高橋英之は負傷、重木は病気により帰郷している。
マクール