三好真さんが葬儀から粉骨、海洋散骨まで全てを担う

　和歌山県田辺市東山１丁目に送葬サービス業「永心（えいしん）」が開業した。僧侶の三好真さんが、現代の暮らしに合わせた送葬を提案する。 【「永心」の地図はこちら】 　三好さんは、浄土真宗本願寺派（西本願寺）の僧侶。兵庫県西宮市で六百余年の歴史がある寺の院代として、２３年間務めた。「少子高齢化の影響で墓の維持に悩んだり、供養方法が多様化したりしている。どんな形でも、安心して故人をしのんでもらえるように心がけています」と三好さん。 　法事や法要、葬儀のお布施は本来、金額が決まっていないが、不安を感じる人が多いため、金額を設定している。法事や法要は２万円、葬儀（一般葬２日）は８万円。遠方は交通費が別途必要になる。 　「粉骨」（１万２千円～）や「海洋散骨」（２万４千円～）にも対応している。「粉骨」は、粉状にすることで容積が３分の１から５分の１になる。さまざまな供養がしやすくなるため、分骨や仏壇を持っていなかったり、墓の維持が難しかったりする人におすすめ。「海洋散骨」は一部を海に返し、残りを手元に残す人が多いという。ペット供養もしている。 【お店情報】 田辺市東山１丁目１６の１７　営業：午前１０時～午後６時　電話０７３９・３４・４４７３