長谷川博己主演「アンチヒーロー」、怒濤の後半CM無し最終回にトレンド1位急浮上「はぁ~、スカッとした」の声
俳優・長谷川博己主演のTBS系日曜劇場「アンチヒーロー」(日曜・午後9時)が16日、最終回を迎えた。 【写真】長谷川博己、「アンチヒーロー」クランクアップの表情 長谷川が「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士・明墨を演じ、「正義の反対は、本当に悪なのだろうか?」を視聴者に問いかけ、スピーディーな展開で常識が次々と覆されていく作品。毎話放送後はX(旧ツイッター)でトレンド入りし、TVerとTBS FREEの総再生回数は既に2000万回超え。Netflixでは日本における週間TOP10(シリーズ)の常連になるなど大きな話題を呼んできた。 (以下、ネタバレがあります。ご注意下さい) 最終回を迎えた今回、番組開始7分で明墨(長谷川)を証拠隠滅罪に問う裁判がスタート。担当検事は“ラスボス”伊達原(野村萬斎)。法廷で因縁の対決が繰り広げられた。 12年前の事件、志水(緒形直人)の冤罪を巡る緊迫の言葉による“戦争”を、真相を追求する明墨と自己保身のため、証拠隠滅を図る伊達原が50分以上に渡り展開。 前半は怒濤(どとう)の弁舌で明墨を攻め立てる伊達原に「あおるなあ、伊達原」、「本当、嫌なヤツだなあ、萬斎」、「息がつけない展開。面白すぎる」などの声が殺到した。 しかし、明墨が志水の事件で自身がワナをしかけた証拠書類の隠滅を図った伊達原の映像を提示したことで一気に形勢逆転。 伊達原サイドのはずだった担当検事・緑川(木村佳乃)が正義のために伊達原の隠滅を告発。最初から味方だったことも判明した上、前回、衝撃の裏切りを見せたパラリーガル・白木(大島優子)も実は伊達原をだますために裏切ったフリをしていたことも分かった。 裁判は伊達原を法廷におびき出すために、あえて自身を逮捕させる捨て身の攻撃に出た明墨側の勝利に終わり、ラスボス・伊達原は破滅。起訴されることになった。 最後は「全部、私のせいにするのか? 誰もが勝つために必死の世の中なんだよ!」と叫んで主張する伊達原に明墨が「同じ言葉を自分の娘にも言えるんですか? 法律とは一体、なんなんでしょう? クロの裏には数限りないシロが存在するのではないか? それを考え続けるのが、こんな世の中を作ってしまった我々の役割なのかも知れません」と反論。伊達原に「ともに地獄に落ちましょう」と語りかけて、ド迫力の法廷シーンは終わった。 ノンストップ法廷舞台の戦いの上での勝利劇に「はぁ~、スカッとした!」、「one teamすぎるだろ、、最高かよ」、「明墨さん、やっぱり誰よりも何枚も上手で」の声が集中。 最後の釈放された志水と愛娘の12年ぶり再会のシーンには「涙腺崩壊…」、「娘ちゃんのおかえりなさいに涙が…」の感動の声が殺到した。 怒濤(どとう)の展開に放送中の午後9時50分過ぎにはX(旧ツイッター)のトレンドで「#アンチヒーロー」のワードが1位に急浮上。前半にCMを集中投下。後半、午後9時40分過ぎからはCM無しで一気放送する作り手の狙いにも称賛の声が集まった。 ラストシーンでは、「今度は僕があなたを無罪にして差し上げます」の赤峰(北村匠海)の言葉通り、被告の身から法廷に復帰した明墨が「それではもう一度お聞きします。ここからはよーく考えて、お答え下さい。あなたは本当に人を殺したんですか?」と真剣な表情で問いかけ、終了。 このラストにネット上には「ここ数年で最高のドラマだったのではないか!?」、「最後、鳥肌たった 豪華俳優陣の演技,シナリオ全て素晴らしかった!!」などの称賛の声が集まった。 同作は視聴率も好調で初回は11・5%でスタートし、第2話は12・8%を記録。第3話は10・1%。第4話は9・2%。第5話は10・1%。第6話は10・3%。第7話と第8話は10・2%。第9話は11・2%。個人視聴率も7・0%をマークしていた。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)。
報知新聞社