「何をやっても、うまくいかない」またも負傷のレンドーンが嘆き「怪我を避ける方法を何か考えているか、と聞くと彼は途方に暮れた」と地元紙
ロサンゼルス・エンジェルスのアンソニー・レンドーンがまたも負傷した。背中に痛みを感じたようで、現地9月7日の試合を最後に8日のテキサス・レンジャーズ戦と9日のミネソタ・ツインズ戦を欠場した。 【動画】ドジャース戦で三塁打の大谷翔平とベース上で話をするレンドーン エンジェルスの地元紙『Orange County Register』のジェフ・フレッチャー記者は9日、レンドーンに焦点を当てた記事を掲載。「今回の背中の痛みは深刻ではないようだ」と、長期欠場ではないことを強調した。 レンドーンは2020年に7年2億4500万ドル(当時約368億円)という大型契約エンジェルスに加入して以来、短縮シーズンだった20年こそ60試合中52試合に出場したが、162試合のフルシーズンとなった21年は58試合、22年は47試合、23年は43試合しか出場していない。毎年のように負傷を繰り返しているからだ。 24年シーズンも開幕して間もない4月20日に左ハムストリングを負傷。それから2か月半後の7月8日に復帰していたが、またも躓いてしまった。 「何をやっても、うまくいかなかい。私は戦っている。他にどうしたらいいのか分からない」 9日にこのように語ったレンドーンは、次の試合に出れば今シーズン出場58試合目。21年に記録したエンジェルスでの最多出場記録に並ぶ。 そんなレンドーンに、「これまで毎年のように負傷しているが、怪我を避ける方法を何か考えているのか」と問いかけると、背番号6の内野手は「途方に暮れた」。 「分からない。何かおすすめのアイデアがあれば試してみたい。これまで、血液検査、DNA検査、食品、栄養、アレルギー、抗炎症剤など、あらゆる方法を試した。禁止薬物以外の方法は全て試したんじゃないかな。でも答えは見つかっていない」 エンジェルスに加入する前、レンドーンはワシントン・ナショナルズでの7シーズンで通算OPS.859。100試合以上出場した5シーズンでは、毎年20本以上のホームランを放ち、19年には34本塁打を放っている。 エンジェルスでのOPSは、20年の.915から、.712、.706、.678と年々下がり、24年は.574まで落ちている。もし怪我をしなければ、ナショナルズ時代のような打棒が戻ってくるのだろうか。 「長いこと怪我や手術と戦ってきたので、何ともいえない。ただ、私は最後まで戦うつもりだ。かつての自分、かつての自分のような選手になれないのは悔しい。これからも粘り強く、懸命に戦い続けなければならない」 早ければ10日のツインズ戦で戦列に復帰するとみられているレンドーン。シーズンの終盤にどのような活躍をみせてくれるのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部
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