横浜優勝へ日本シリーズ第6戦…DeNA三浦監督「できる限りの全てを考える」
SMBC2024日本シリーズで2連敗後に3連勝し、26年ぶりの日本一に王手をかけた横浜DeNA。三浦大輔監督は横浜スタジアムで行われる第6、7戦にベンチ入りのメンバー総動員で臨む考えを示す。連勝で勢いづくナインにも慢心する様子はなく、チーム一丸で運命の一戦を迎える。 【写真多数】日本シリーズ第5戦、絶対王者ホークスを7ー0で封じたDeNAの選手たち 「油断はできない。本当に次の試合が大事」。10月31日の第5戦で3ランを放った主将の牧は、3連勝を決めても硬い表情を崩さなかった。投手陣の踏ん張りで直近2試合はソフトバンク打線を完封したが、全試合で先発マスクをかぶっている戸柱も「(試合が)一日空くし、相手も絶対に対策をしてくる。さらに引き締めていきたい」と話した。 第6戦からは再び指名打者制がなくなる。敵地での第3~5戦は、左足甲の打撲と診断されたオースティンが「4番・指名打者」で出場し、本塁打を放つなど存在感を放った。三浦監督は主砲を一塁で起用できるかどうかは「試合当日の状態を確認してから」と述べるにとどめる。 残すところ最大でも2試合。指揮官は「総動員? もちろん。できる限りの全てを考える」と強調。コンディション次第では第3、4戦で好投したエース東やケイの起用もあり得る。 下克上へ一気に駆け上がるためにも、指揮官は「まずは6戦目。全員で集中して全力で戦う。そのための準備をしてもらう」と見据えた。
神奈川新聞社