SNS風刺する衝撃作『#スージー・サーチ』、歌手としても活躍する主演カーシー・クレモンズの魅力
第47回トロント国際映画祭のワールドプレミアで話題となった新鋭ソフィー・カーグマン監督作『#スージー・サーチ』。今回は、主演のカーシー・クレモンズの魅力を紹介する。 【写真】SNS文化を風刺する衝撃作『#スージー・サーチ』 初解禁の場面写真 本作は、ポッドキャストで未解決事件の考察を配信するものの、なかなかフォロワーの増えない主人公のスージーが、ある事件をきっかけに“バズり”、承認欲求や狂気に目覚めていく予測不能なダークスリラーだ。 そんな一筋縄ではいかない主人公のスージー・ウォリスを演じたのは、これまでDCコミックス原作の映画『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)、『ザ・フラッシュ』(2023)、ホラー界隈を賑わせた『アンテベラム』(2020)などへ出演し、2017年にはVariety誌の「注目すべき俳優」に選出された実力派俳優カーシー・クレモンズ。その才能は、俳優業のみにとどまらず、歌手としても活躍中。主演を務めた『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』(2018)では曲作りから担当。劇中では歌も披露し、大きな話題を呼んだ。さらに、『#スージー・サーチ』でも、エグゼクティブプロデューサーとして製作に携わるなど、多彩な才能を惜しげもなく発揮し、数々の作品をけん引してきた。 そんなカーシーが主演を務めた本作を、海外メディアも「カーシー・クレモンズのエキセントリックな演技だけでも、この映画を観るに値する」(The AU Review)「巧妙に感情を弄ぶ複雑な表現で驚嘆させる」(MovieWeb)と大絶賛。 さらには、本作が長編デビュー作となるソフィー・カーグマン監督は、自らにとって重要な位置付けの作品となるキャスティングについて、「私は長い間、カーシーの大ファンでした。彼女の出演作を観れば観るほど、強い感銘を受けました」と、その演技に惚れ込み熱烈オファーをしたことを明かす。一方のカーシーも、脚本を読み「すぐに夢中になり、とても興奮しました。脚本を読み終えるのが待ちきれませんでした」と先の読めない展開と、スージーのキャラクターの虜になったと絶賛。さらに、カーグマン監督は完成した作品を振り返り、「実際にカーシーと一緒に仕事をして、その存在感、繊細さ、感情の器用さには常に驚かされました。彼女から目を離すことはできませんでした」と期待を超えたカーシーの演技に太鼓判を押す。 映画『#スージー・サーチ』は、8月9日より全国順次公開。