昔からメガバンクしか使っていないのですが、娘から「ネット銀行にした方がよい」と言われます。実店舗がないのは不安ですが、どのようなサービスが受けられるのでしょうか?
銀行口座を持っている人の中には、昔からあるメガバンクや都市銀行などを利用している人もいるでしょう。一方最近では、いわゆる「ネット銀行」と呼ばれるタイプの銀行口座を多用している人も多く存在しているようです。 本記事では、従来の銀行とネット銀行の違いについて解説しつつ、ネット銀行でできることをご紹介します。 ▼タンス預金していた現金を銀行に預ける場合、「税金」の支払いは発生するの?
ネット銀行とは
ネット銀行とは一般的に、実店舗を持たずに、インターネット上でさまざまな取引を行う銀行を指すようです。Webページやスマホアプリなどを通して取引するため、特定の場所に赴く必要はありません。 なお「インターネットバンキング」という言葉がありますが、ネット銀行とは異なるものです。「インターネットバンキング」はPCやスマホからインターネットを通して各種取引をする行為であり、ネット銀行はもちろん、実店舗を持つ都市銀行や地方銀行でもサービスを提供しています。
ネット銀行でできること
銀行によって多少違いがあるかもしれませんが、ネット銀行では一般的に以下のような取引が可能のようです。 ・入出金 ・残高や明細の確認 ・振り込み ・ローン審査申し込み ・ローン借り入れ ・外貨預金 ・円定期預金 ・FX(外国為替証拠金取引)利用 ・キャッシュカードの申し込み ネット銀行でもATMの利用は可能です。基本的にネット銀行は自行ATMを持っておらず、コンビニATMや他行ATMなどを利用して取引を行います。
ネット銀行のメリット・注意点
ネット銀行を利用するかどうかは、メリット・デメリットをてんびんにかけて判断するといいでしょう。 代表的なメリット・デメリットをご紹介します。 ■メリット メリットの一つは、インターネット上で多くの取引が完結することで、時間の節約につながる点です。通帳や印鑑などは使わず、PCやスマホからその場で処理できるため、店舗に赴いて順番待ちをすることもありません。近くに店舗がない場合に役立つといえるでしょう。 また従来の銀行よりも手数料が安い傾向にあるようです。条件によっては、一定回数振込手数料やATMの利用料が無料になるケースもあります。 さらに金利が従来の銀行よりも高い傾向にあるようです。「少しでも貯蓄で利子が高くつく口座を使いたい」という人には魅力的かもしれません。 ■注意点 ネット銀行を使うときの注意点の一つは、インターネット環境がないと使えないことです。外出時や通信障害が起きたときに取引ができず、困るケースがあるかもしれません。ただし提携ATMに行けば、入出金や残高照会などの基本取引は可能です。 ほかにも、銀行員と相談しながら手続きしたい方にとっても、不便な面があるかもしれません。ネット銀行でも電話やチャットサービスなどがありますが、対面サポートは期待できないでしょう。