「ナチュラグラッセ」がブランドリニューアル オーガニックコスメのイメージを払拭、機能性をアプローチ
ネイチャーズウェイが展開する天然由来100%のスキンケアメイクブランド「ナチュラグラッセ(NATURAGLACE)」が8年ぶりにブランドリニューアルする。オーガニックコスメが抱える「機能性が弱い」イメージを払拭するために、機能性や科学的エビデンスのアプローチを強める。2025年から1年かけて段階的に商品を刷新し、商品数は約2割削減する。第1弾は主力のベースメイクを中心に10種・21商品を1月30日に発売する。矢内真樹子ブランドマネジャーは「2025年はオーガニックコスメの新たな時代の幕を開ける」と意気込む。 【画像】「ナチュラグラッセ」がブランドリニューアル オーガニックコスメのイメージを払拭、機能性をアプローチ
同ブランドは08年の誕生以来、「スキンケア効果」「仕上がり」「肌への心地よさ」の3つにこだわり、原料は天然由来100%で商品開発を行ってきた。しかし、これまでの天然由来100%の成分は、メイクの仕上がりやキープ力、スキンケア効果の肌実感に対し「課題があった」という。そこで今回、エビデンスに基づくスキンケア効果や妥協のない仕上がりをかなえ、「メイクとスキンケアの両方を兼ね備えたアイテムを届けられると確信している」と自信をのぞかせる。
新ブランドコンセプトは「植物の一滴に、すべてを込める。」を掲げる。共通成分として、独自の“進化系皮脂”成分を配合する。オリーブ果実油やホホバ種子油、サジー果実油などを掛け合わせ、肌を皮脂のように」保護しながら酸化しにくい状態を保つ。他成分も肌に届きやすくなるという。ロゴは頭文字を大文字に変更し視認性を高めた。キーカラーは素肌に届くスキンケア効果を表現したペールブルーを採用し、モダンなパッケージデザインに一新する。
スター商品の“メイクアップ クリーム モイスト”は、全3色をラインアップ。価格帯は各3850円に改定する。「7日後、変わっていく驚きをあなたへ」とメッセージ性を強め、「短期間で実感できるスキンケア効果」を訴求する。商品を一から見直し、主力成分として“進化版レチノール”と呼び声が高い植物成分のシリビンを配合。メイクの仕上がりの美しさやプロテクション効果を10時間キープする処方を搭載する。研究員は「オーガニックコスメの概念を覆した」と胸を張る。
5月に限定発売し、1週間で完売した“ポアレス スムース プライマー”(20g、3300円)は定番品として仲間入りする。このほか、BBクリームやUVルースパウダー、スキンケアUV、コンシーラーパレット、ハイライトパウダー、リップ2種を刷新する。