ネタニヤフ首相が“投降映像”めぐり主張「ハマスの終わりの始まり」
イスラム組織ハマスの戦闘員の投降とされる映像をめぐり、ネタニヤフ首相は「ハマスの終わりの始まりだ」と主張しました。 SNSに流出した映像では、数十人の男性が下着姿で路上に並ばされ、1人が銃を差し出しています。イスラエル側は、ハマスの戦闘員が投降する様子だとしていて、ネタニヤフ首相も10日、「ここ数日で、何十人もの戦闘員が投降した。ハマスの終わりの始まりだ」と主張しました。 一方、ハマスは、「一般市民を拘束した上でのやらせだ」と主張。中東メディアのアルジャジーラは「演出されたものだ」と分析したほか、BBCも「正確な状況については疑問が残る」としています。 こうした中、パレスチナ自治区ガザ地区とイスラエルの境界付近では11日も大規模な爆発があり、黒煙が上がる様子が見られました。ロイター通信によりますと、多くの市民が身を寄せるガザ地区南部のハンユニスの中心部で砲撃があったとの情報があり、病院に負傷者などが搬送されているということです。