「ねこが働く駅」福島県会津若松市の会津鉄道芦ノ牧温泉駅 駅舎修繕へCF 目標250万円、さまざまな返礼品用意
「ねこが働く駅」として全国的に人気を集める福島県会津若松市の会津鉄道芦ノ牧温泉駅は22日まで、クラウドファンディング(CF)で駅舎の修繕や沿線の植樹費用を募っている。 駅は1927(昭和2)年に開業した。出入り口のドアにきしみが生じたり、待合室の椅子が破損したりするなど、修繕が必要な箇所が増えた。コロナ禍が明けてインバウンド(訪日客)が増加する中、受け入れ体制を整えようとCFの実施を決めた。 集まった資金は駅舎の修繕のほか声優アナウンスの特別列車の運行、沿線への桜やハナモモなどの苗木植樹に活用する。昨年11月には「さくら」が3代目名誉駅長に就任し、日々奮闘している。今年10月にはさくらが主人公の映画が公開される。今後はクリスマスや節分など、季節ごとのイベントも催す予定だ。 CFはサイト「CAMPFIRE」で受け付け、250万円が目標。ねこ駅長の待ち受け画像や御朱印帳、会津鉄道の乗車招待券など金額に応じたさまざまな返礼品を用意している。芦ノ牧温泉駅を守る会の小林洋介さんは「これからも皆さんに愛されるよう、駅を守っていきたい」と意気込んでいる。
(会津版)