クボタ、技能競技会を公開 海外から75人参加、大阪・堺
クボタは8日、堺市の堺製造所で、6日から開催している技能競技会の様子を報道陣に公開した。中国やタイ、インドといった海外17拠点から最多となる75人が参加し、計216人が金属加工や設備の維持管理などの技術を競い合った。2012年からほぼ毎年開催しており、工場現場で働く従業員の技術を高める狙い。 種目は、金属の円筒の棒を指定された形に削り出す「旋盤」や、油圧ポンプの故障部分を見つけて直す「機械保全」など計14。工場では自動化が進んでいるものの、技術力の重要性は変わらないという。 中国の江蘇省蘇州市の工場で働く周海翔さん(37)は旋盤の種目で初出場。「貴重な経験になった」と振り返った。