二十歳お祝いで「斎王居室」を開放 11~13日に斎宮博物館 三重・明和
着物映え、記念撮影のステージに
着物映えする〝ステージ〟を用意――。三重県多気郡明和町竹川の斎宮歴史博物館は11~13日の3日間、常設展示室Ⅰの「斎王居室」を二十歳のお祝いの「フォトスポット」として特別開放する。希望者には撮影した写真を缶バッジにしてプレゼントも行う。同館は「これをきっかけに博物館に親しんでもらえたら」と来場を呼び掛けている。 開館35周年を迎えた今年度、同館はさまざまなキャンペーンやイベントを行ってきた。今回は、「あまり博物館に来たことがない人に、来てもらえる機会になれば」と、初めて、二十歳のお祝いに合わせて計画した。 今回、特別開放するのは、常設展示室Ⅰの原寸大の「斎王居室」の復元模型。斎王の寝台の「御帳台(みちょうだい)」などがある。普段は柵を隔てて見学するが、当日は二十歳の人に限り、特別に中に入って写真撮影できる。各日、希望者の先着20人に写真を缶バッジにしてプレゼントも行う。 撮影料は無料だが、常設展観覧料が必要。対象は2004(平成16)年4月2日から05年4月1日までに生まれた人。撮影希望者は、受付で生年月日が分かる身分証などの提示が必要。 同館職員は「初めての企画です。普段、あまり来たことがない人に、足を運んでもらい、博物館を身近に思ってもらえたら」と話している。 また19日までの土日祝に同館オリジナルグッズが当たる「ガチャガチャ企画」もミュージアムショップ・ルインズ(午前10時~午後4時営業)で行われており、常設展の観覧券1枚で1回、引くことができる。 開館は午前9時半~午後5時(入館は同4時半まで)。観覧料は一般340円、大学生230円。高校生以下無料。 詳しい問い合わせは同館TEL0596(52)3800へ。