食テーマの複合施設、神戸・旧北野小にオープンへ 銀座のチョコ専門店が関西初出店 カフェやレストランも
上質な神戸のスタイルを発信する複合施設「神戸北野ノスタ」(神戸市中央区中山手通3)が8日、オープンする。旧北野小学校舎を改装し、懐かしさやぬくもりを感じる空間を演出。東京・銀座の人気チョコレート専門店が関西初出店し神戸限定の商品を販売するほか、神戸牛のレストランなどが並び、新たなにぎわい拠点を目指す。 【写真】神戸限定のチョコも販売する「ル ショコラ ドゥ アッシュ」 北野小は1931年に建てられ、木目調の階段やアーチ型天井の廊下などモダンな造り。閉校後は体験型観光施設・北野工房のまち(昨年閉館)となり、神戸市による事業者公募で、ジーライオングループ(同市中央区)が選ばれた。 開業を前に6日、内覧会を実施した。世界的なパティシエ辻口博啓さんが、銀座のショコラトリー「ル ショコラ ドゥ アッシュ」を関西に初出店。ノスタのカフェでは、神戸養蜂場(同市北区)のはちみつや淡路島の藻塩など、地元兵庫の食材を使ったスイーツがお披露目された。また、2階のバーとレストランには、教室を丸ごと利用してワインセラーを設けた。客がお気に入りの1本を選び、神戸ビーフや瀬戸内産の魚介と一緒に味わうことができる。 同グループ担当者は「施設の内装、外観や店同士のコラボメニューなど、たくさんの観光客や地元のお客さんに楽しんでほしい」と語る。開業する8日午前10時半からセレモニーを開催。辻口さんが腕を振るった和菓子「銘菓 辻口まんじゅう」を先着200人に配る。(船田翔太)