安保瑠輝也「人生で一番殴られた」元UFC王者ストリックランドとの”ボコボコ”スパー公開、立ち向かう姿に称賛の声
元K-1王者の安保瑠輝也(28=MFL team CLUB es)が25日、自身のYouTubeで、先日行った元UFCミドル級世界王者ショーン・ストリックランド(33=米国)とのボクシングスパーリング3分5Rを丸ごと公開。 パンチを得意とする階級上のストリックランドに、安保が殴られ続けながらも立ち向かう姿に、コメントでは「カッコ良すぎる」「素直にリスペクト」と称える声が並んだ。 【フォト・動画】元UFC王者の猛攻!安保はダウン寸前も耐えて反撃! 対戦経緯は、日本を観光していたストリックランドが本気の殴り合いをやってくれる82kg以上の日本人選手を募集して、これに安保がメッセージを送り、スパーリングが実現した形だ。 安保はブレイクングダウン12のスダリオ剛戦で足を怪我しており、パンチのみのスパーリングをすることに。動画では、ストリックランドが安保のジムに訪れ、当初は7Rのスパーリングを行うことに決定。 安保のみギアをつけ、ケージの中に入るとスパーリングが開始された。 スパーでは、スピードに優る安保が、スイッチを多用しては飛び込みのコンビネーションで攻める。しかしストリックランドは余裕の表情でスウェーし、UFCでの戦いさながら、ガードを上げて悠々と前へと出ては、ジャブワンツーをヒットさせると、重そうな音が響く。 3Rになると、安保の息は上がり「休憩させて」と頼むが、ストリックランドは「なら5Rで」とあくまで続行を要求する。 4Rはすでに顔のあちこちが傷だらけの安保が、決死の飛び込みも、ストリックランドはギアを上げ、強烈なコンビネーションを叩き込んだ!安保はケージに追い詰められ、ヒザが落ちそうになるも耐える。 そして5R最後にはストリックランドが安保を押さえつけるかのような猛攻も、最後まで安保は耐え、一矢報いようと強打を振り続けた。 スパーリングが終わると、安保はしゃがみこみ「勉強になった」と一言。鏡で傷だらけの顔を鏡で見ると「試合でもなったことがない」と笑顔を見せる。 さらに「パンチ馬鹿重い。3回くらい“おおお”みたいな(ダウンしそうになった)。死んでも倒られへんって気持ちだった」と壮絶な戦いを振り返る。SNSでも「人生で一番殴られてます」と振り返っている。 しかし安保は「(ボコられたのは)体重の問題。技術で負けてると思わんかった」と手ごたえも感じたようだ。 一方ストリックランドは「ラスベガスに来たらいつでも俺のジムに来い、ベガスに来るべきだ」と安保を気に入った模様。SNSでも「こいつはとてもタフだ。休暇中の俺をKOしに来ようとしてきた!」とも称賛していた。 動画のコメントにも「あの相手に常に1歩も引かず、前に出ていく姿。男から見ても惚れ惚れしました」「これはカッコ良すぎる。相手も認めていきよる過程がわかって日本人として誇らしい」「圧倒的強者に立ち向かう日本人の侍魂を魅せてくれてありがとう」と称賛の声が並んでいた。 最後にストリックランドは安保に「キックルールだったらお前が勝っただろうけど、ボクシングルールだと今日は俺の勝ちだな」とも伝えていた。 いつか安保とのキックスパーも見てみたいものだ。