今永昇太が見せた“遊び心”に意外な指摘 米記者が仮名使用の理由を深堀り「アジア系への無知と無配慮を象徴している」
メジャーリーグでの挑戦を続ける“日本人ルーキー”のジョークが話題を集めている。今シーズンからカブスに所属する今永昇太のそれだ。 【動画】お腹がすいていた? 今永昇太のピンチ脱出シーンをチェック 小さくない反響を集めたのは、今永のロッカーに飾られたネームプレートだ。普通に考えれば、「Shota Imanaga」と書かれているはずのそれにはなぜか「Mike Imanaga 2(マイク・イマナガ2世)」と仮名が印字されていたのだ。 このネームプレートを自身のXで公開した地元スポーツ専門局『Marquee Sports Network』アンディ・マルティネス記者によれば、「Mike」は今永がコーヒーを買う際に使用する名前で、「Shota」より簡単に伝わるのだという。では2世は何を意味するのか。これについて同記者は「ただカッコいいからと説明された」と伝えた。 今永のユーモアを物語るウィットに富んだネームプレートは瞬く間に拡散。一部の米メディアでは思わぬ形で分析されてもいる。 シカゴのスポーツ専門局『NBC Sports Chicago』のライアン・テイラー記者は、「なぜ、ショウタ・イマナガのロッカールームの名前がマイク・イマナガ2世となっているのか」と銘打ったリポートで、「イマナガが英語風の名前に変えたことは面白くもあるが、アジア系米国人への無知と無配慮を象徴している」と訴えている。 今永がカフェなどで使用しているという仮名について「アジア系米国人が米国で生活するうえで便利なように、英語風に自分の名前を変えることは決して珍しいことではない」と論じたテイラー記者は、「それは非ネイティブにとっては困ったことだからだ」と断言。今永本人の考えを慮りながら、自身の考えを綴っている。 「おそらくイマナガにとって大したことではないし、ロッカールームでの使用も深く考えてはいなかったかもしれない。なぜならイマナガは素晴らしいユーモアのセンスを持っているからだ。しかし、彼の経験は、困った体験をしたことのあるアジア系米国人にとって珍しいことではないのだ」 ファンから拍手喝采となった今永のユーモア。その反響は多方面に広まっていきそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]