「緊張がとけて痛みが結構出ている」女子体操・宮田笙子 ケガを抱えながらもNHK杯1日目首位 パリ五輪へ前進
◇体操・第63回NHK杯 女子1日目(16日、高崎アリーナ) パリ五輪の女子体操日本代表の5人が内定する今大会。先月の全日本選手権の得点を持ち点に争われ、個人総合の上位4人に加え、団体総合で貢献得点の高い1人がオリンピックへの切符をつかみます。 【画像】全日本では初優勝を決め、笑顔を見せる宮田笙子選手 4月の全日本体操個人総合選手権で優勝した宮田笙子選手(順天堂大)は、大会前に左脚の内転筋を負傷。万全でない状態で迎えた今大会、前半の跳馬と段違い平行棒は大きなミスなく演技をまとめます。 しかし最終種目のゆか演技で、ラストの技の着地に失敗。痛みの影響で技を変更し「変に余裕が出てしまい、いつもより高さが出てしまった」と、着地ミスの原因を試合後に話しました。 ゆかの点数は落ちてしまったものの、1日目を終えて順位は162.863点と1位。初のオリンピックへ好スタートを切っています。 「演技を最後までやりきったことはよかった。緊張がとけて(ケガした)痛みが結構出ている。明日休んで、最終日に向けて調整していきたい」と話した宮田選手。18日の最終日に向け、コンディションを調整し臨みます。 【大会1日目】 1位 162.863 宮田笙子 2位 161.361 岸里奈 3位 160.229 岡村真 4位 159.997 中村遥香 5位 158.461 杉原愛子