放っておくと危険!【お尻の冷えがもたらす悪影響】お尻の深いところまで効く「あぐら前屈ストレッチ」
手足の冷えは気付きやすい部分ですが、意外と冷たい部分が「お尻」。お尻まわりがこっていると、下半身の血流が悪くなり冷えを悪化させるだけでなく、腰痛や月経痛を悪化させる可能性も…。今回はお尻の深層までゆるめて、血行をアップするヨガポーズをご紹介します。 ◆写真で詳しいやり方を見る→お尻の深いところまで効く「あぐら前屈ストレッチ」 ■お尻が冷たくなる原因は? お尻まわりには、下半身につながる血管や、血流を調整する神経などが多く存在します。しかし、お尻まわりの筋肉がこり固まると、血管や神経が圧迫されて、血液の流れが悪くなり下半身の冷えやさまざまな不調を引き起こすことがあります。 ■■お尻のこりセルフチェック お尻のこりは肩こりなどに比べて自覚しづらいのが特徴。意識的にケアすることで、冷え性や腰痛・坐骨神経痛の緩和、むくみの解消などに期待できます。 ・長時間のデスクワークをしている ・車や電車での移動が多く、座っている時間が長い ・運動不足 ・歩く時間が少ない ・下半身の冷えが気になる ・生理痛がある ・腰痛や坐骨神経痛に悩んでいる ■脚を重ねて前屈するだけ!簡単お尻ストレッチ 一日の終わりの習慣としてお尻のストレッチをすると、翌日のお尻や腰まわりの軽さが変わってきます。今回はお尻と太ももの外側をストレッチする「薪のポーズ」をご紹介します。 1.あぐらの姿勢で座り、右足のかかとを左膝の上にのせて、右膝の下に左足のかかとを置く。余裕があれば両脚のすねをマットのラインと並行にする。 2.骨盤を立て、背骨~頭頂を天井方向へ引き上げる。肩甲骨は床側に下げ、肩が上がらないようにする。 3.お尻や太ももの外側にストレッチを感じながら1~3分ほどキープ。脚を入れ替えて反対側も同様に行う。 ※膝に鋭い痛みを感じる場合はすぐにポーズを解放しましょう。ホールド時間を短くするか軽減ポーズをお試しください。 ■■バリエーション①前屈する 体の前にヨガブロックや筋膜ローラーなどを立てて置き、そこに腕を置いてポーズが心地よくキープできるところまで上半身を前に傾ける。重ねた腕の上に額をつけてもOK。 ■■バリエーション②かかとを床に下ろす 右かかとを左膝の上にのせると右膝が浮く人や、股関節や膝に痛みを感じる場合は、脚を重ねずにかかとを床に下ろしてもOK。お尻への刺激が感じづらい場合は、前屈するなど上半身の位置を調節して、お尻へストレッチが入る場所でキープして。 ■■バリエーション③脚を組む 両脚をクロスさせてかかとをお尻の横に置くのもおすすめ。また、牛の顔のポーズの脚のように両膝が重なるように組んでもOK。左右の座骨を床につけて、安定したのを確認してから前屈してみて。 ライター/早田凪沙(ヨガ講師)
早田凪沙