阪神・井上 充実の一塁漬け レギュラー奪取へ「12月とか1月への引き出しが、また増えた」
阪神・井上は、一塁への本格挑戦を始めた秋に、充実感を漂わせた。大山がFA宣言したことで空席となる可能性が出てきた「一塁」の座。“ポスト大山”を見据え、本来の外野に加え、キャンプでは黙々と一塁で特守などをこなした。 「こんなにファースト中心でやらせてもらえたというのも、ありがたい。幅は広がるので頑張ります」 今季1軍で出場した23試合の守備位置はすべて外野だったが、ウエスタン・リーグやフェニックス・リーグでは一塁起用もあった。今季3本塁打を放った長打力を生かすためにも、複数ポジションを守れるのは大きな強みになる。その布石を打つ期間となった。 「12月とか1月への引き出しが、また増えた。その中でいろいろ探しながらやっていければ」。攻守ともにレベルアップし、レギュラー奪取を目指す。