ズベレフ、ルードがツアー最終戦の予選ラウンド第1戦を白星で飾る[Nitto ATPファイナルズ]【テニス】
3度目のツアー最終戦Vを狙うズベレフが初戦白星
男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ)大会2日目となった現地11月11日、ジョン・ニューカム・グループ第1戦が行われ、3度目のタイトルを狙うアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランク2位)は、アンドレイ・ルブレフ(同8位)を6-4、6-4で下して白星スタート。もう一つの試合では、キャスパー・ルード(ノルウェー/同7位)がカルロス・アルカラス(スペイン/同3位)を6-1、7-5で破った。 【動画】3度目Vを狙うズベレフが好発進! アルカラスはルードに敗れる マッチハイライト 2年連続7度目の出場となったズベレフは、初戦でルブレフと昨年大会以来、1年ぶりに対戦。試合は、序盤からルブレフが果敢に攻め込んでいく。しかし、ズベレフもそれをしっかり受け止めてチャンスを作らせない。 互いに一歩も譲らずに拮抗した展開の中、第7ゲームでルブレフにフォアハンドのミスが続いてしまい、ズベレフがブレークした。そのまま第1セットを6-4で奪うと、ビッグサーブを生かした盤石のサービスゲームを披露。第2セットもワンチャンスをものにしストレート勝利し2018、2021年大会に続いて、3度目のタイトル獲得へ好スタートを決めた。 「とても堅実な試合だった。誰と対戦をするにも、チャンスをつかむためにはベストを尽くさないといけないし、精神的にも強くないといけない。今日はそれができた」とズベレフは試合を振り返った。 また、ジョン・ニューカム・グループ第1戦のもう一つの試合では、今年の全仏オープンとウィンブルドンを制したアルカラスとルードが対戦。アンフォーストエラーが止まらないアルカラスは、第1セットを1-6で落とす。第2セットは5-2としたが、ここからルードに挽回されてしまう。リターンから積極的に攻めて、アルカラスのミスを引き出し立て続けに5ゲームを奪った。 5度目の対戦で初めてアルカラスから勝利を挙げたルードは、「サーブとリターンがとてもよかった。サーブはこの数週間で苦戦していたんだけど、今日はうまくいって良かった。ブレークポイントの場面などで必要な時にいいリターンができたのも満足している」とした。 一方、敗れたアルカラスは「言い訳のように聞こえるのは嫌だけど…」と前置きした上で、「ここに来る前に家で体調が良くなかった。今日は調子が悪く、今朝は胃に違和感があった。長いラリーの後、気分が悪くなってしまったんだ」と体調不良だったと明かした。 ◆イリ・ナスターゼ・グループ 1位:ヤニック・シナー(1勝0敗/100%/63.16%) 1位:テイラー・フリッツ(1勝0敗/100%/63.16%) 3位:ダニール・メドベデフ(0勝1敗/0%/36.84%) 3位:アレックス・デミノー(0勝1敗/0%/36.84%) ◆ジョン・ニューカム・グループ 1位:キャスパー・ルード(1勝0敗/100%/68.42%) 2位:アレクサンダー・ズベレフ(1勝0敗/100%/60%) 3位:アンドレイ・ルブレフ(0勝1敗/0%/40%) 4位:カルロス・アルカラス(0勝1敗/0%/31.58%) ※カッコ内(勝敗数/セット取得率/ゲーム取得率)
Tennis Classic 編集部