【記録】「能登を忘れないで…」松任谷由実さん“能登半島地震の今を伝える写真展”実現で涙
松任谷さんが涙…心を震わされた1枚の写真
松任谷さんが心を震わされたという1枚の写真がありました。 珠洲市・見附島の海岸で撮られた写真。 ここは「恋人の聖地」と呼ばれ、縁結びの鐘が人気の場所です。 松任谷由実さん: 雑誌の撮影で行ったときに、女性スタッフが独身の人が多かったから一目散にみんなでこのこの鐘に走って行ったっていう…。 なんかそういう楽しい思い出とか笑顔とかが重なると、グッときますよね 風景って。 自身の思い出と写真を重ね涙ぐむ場面も。 なぜ、震災から1年がたとうとしている今、写真展を開催したのでしょうか? 松任谷由実さん: この展示はね、啓蒙的なものでもなんでもなく1人1人が自分の中に“気づき”を持ってもらうために。自分のこととして捉えてもらいたいなと思います。 松任谷さんの楽曲acacia[アカシア]に込められた思い 倉田大誠アナウンサー: スタジオで流れているこのacacia[アカシア] という曲。松任谷さんにとって石川県は第2の故郷で、ご自身が表現する上でとてもゆかりの深い場所なんですね。 ご自身が石川県内灘町のアカシアの砂防林の風景を見たときに、感動して作った曲がまさにこのacacia[アカシア] だったということです。 MC 谷原章介: 良い曲ですよね。 3.11の写真とかって今見てもあのとき自分たちはどう感じたのか、とか災害前にそこには普通の暮らしがあって、でもその普通の暮らしを、人々の笑顔を奪ってしまったんだなってことがぐっと胸に響くんですけど、能登の場合はまだまだ現在進行形で普通の生活に戻れていない方、もしくは地元から離れてしまって、帰りたいけど帰れない方がたくさんいらっしゃるわけじゃないですか。そういう人々の暮らしを一瞬で奪ってしまうこういう災害っていうのは、日本中どこでも起こりうるんだ。これはもう一地方のこととしてではなくて、日本に住む僕ら、世界中どこの人も他人事として捉えてはいけないなって強く感じさせられます。 倉田大誠アナウンサー: 最後に撮影を行ったのが、10月25日ということでまさに能登の“今”を感じる写真展となっております。 (『めざまし8』 2024年11月15日放送より)
めざまし8