2024年「日本の歴史的カメラ」が決定
一般財団法人日本カメラ財団が主催する歴史的カメラ審査委員会は12月17日(火)、2024年の「日本の歴史的カメラ」を発表した。選出したのはソニー「α9 III」、富士フイルム「INSTAX mini 99」、リコーイメージング「PENTAX 17」の3機種。 【この記事に関する別の画像を見る】 日本のカメラの発展における歴史を永く世に留めることを目的としたアワード。1年間に発売された機種を対象に「技術史的に意義のある日本最初の試みがなされているもの」あるいは「市場において特に人気を博するなど、歴史的にみて意義のある」とみなしうる国産カメラを審査・選定する。 歴史的カメラ審査委員は中立的な立場にある専門家や学識経験者で構成。メンバーは、谷野啓(日本カメラ博物館 館長・委員長)、市川泰憲(写真技術研究家)、河田一規(カメラ評論家、写真家)、佐々木秀人(合同会社PCT代表)、鈴木誠(カメラ評論家)、豊田堅二(カメラ評論家)、中村文夫(カメラ評論家)、圓井義典(写真家、東京工芸大学教授)、山本一夫(日本カメラ財団)。※五十音順・敬称略 ■ 2024年「日本の歴史的カメラ」 ※発売日順 □ソニー α9 III(1月26日発売) 全画素同時に露光・読み出しを行うことのできるグローバルシャッター方式のフルサイズCMOS撮像素子を備えたミラーレスカメラ。1/80000秒の高速シャッターと全速シンクロ撮影が可能。 日本カメラ博物館 JCII Camera Museum:2024(令和6)年の歴史的カメラ □富士フイルム INSTAX mini 99(4月11日発売) カメラ内部にLEDを搭載し、ダイヤルの設定値に応じて異なる色の光をフィルムに直接照射することで6種類の色表現ができる「カラーエフェクトコントロール」機能を備えたインスタントカメラ。 日本カメラ博物館 JCII Camera Museum:2024(令和6)年の歴史的カメラ □リコーイメージング PENTAX 17(7月12日発売) 135フィルムに17×24ミリのハーフ判画面を撮影するカメラ。デジタル全盛の時代に登場したフィルムカメラとして人気を博した。 日本カメラ博物館 JCII Camera Museum:2024(令和6)年の歴史的カメラ
デジカメ Watch,本誌:宮本義朗