四條畷市長選の電子投票、確定まで20分短縮…費用は増加し投票所の職員も1・5倍に
前回の四條畷市長選と市議補選では、開票結果の確定まで2時間かかった。今回は開票作業は1時間で終わったが、立会人への説明などを丁寧に行った結果、計1時間40分で確定した。
市選管によると、前回は、職員の時間外勤務手当や開票所の設営費など約1660万円かかった。今回の費用は未集計だが、タブレット端末を提供する京セラへの委託料だけで約4500万円かかったという。開票作業にあたる職員は減った一方、投票所の職員は案内やパスワード解除のため1・5倍の117人に増やした。
市長選の投票率は42・54%で、同様に市長選と市議補選がセットで行われた前回(44・45%)を下回った。
◆電子投票=2002年に施行された特例法で、自治体は条例を制定すれば地方選に限って実施できるようになった。システムトラブルや費用への懸念が根強く、実施は16年までで10自治体25選挙にとどまる。