プレイバック2024 ハラスメントに裏金そして選挙 政治の一年を振り返る
HTB北海道ニュース
自民党・長谷川岳参議院議員「何かしたのか、してないのか。 なぜしない。僕はブチぎれるよ」 札幌市が開示したのは、3月、自民党の長谷川岳参議院議員が市や道の幹部職員と打ち合わせをした際の音声です。 長谷川議員「要は規制緩和は全部通すようにやっているよ。あんたから1回もありがとうもクソもメールもない。ありがとうもない。結果もない。誰だ、お前はって感じだよね」 札幌市幹部「申し訳ございません」 長谷川議員による叱責は、20分以上にわたり続きました。 秋元市長「かなりきつい調子で言われる方ですので、そういう風に受け止める場合もある」鈴木知事「私からも適切に対応すべきではないかと。 改めるべきは改めるべきではないかと、直接申し上げました」
長谷川議員「初当選以来、やはり表現方法に関して本当に無自覚であったと心から反省しています。特に時代に合わない言動というのは、これはもう本当に最優先で変えていかないといけないと、そのつもりで本気で取り組ませていただきます」 自身の言動を振り返り、反省の弁を述べた長谷川議員。 しかし、その後も次から次へと、過去の威圧的な言動が露わになりました。 「圧力」は、同じ自民党の道議会議員に対しても。 「『あなたの支援者に対しても、もう応援しないよう話するからね』という発言をされる」 札幌市の職員が、東京の事務所を訪れた際に、面会を数分で打ち切った事実 も明らかになりました。 長谷川議員「14年間の中でおごりがあったことをお詫びしたいと思います。ゼロから出直します。どうぞよろしくお願いします」 長谷川議員は、参議院の地方創生・デジタル社会特別委員長を事実上、更迭されました。 ハラスメントが明るみに出てから9カ月。 長谷川議員に変化はあったのでしょうか。 秋元克広札幌市長「表現の仕方はかなり穏便になっているという認識は持っています」 列島を揺るがした議員の裏金問題。 北海道でも議員辞職まで追い込まれた人も。 「一連の政治資金問題、不記載問題について、国民の皆さま方、道民の皆さま方に深くお詫びを申し上げたい。 政治家として、一人の男として、人間としてけじめをつけたいという思いでありました」