奄美勢が活躍 日本マスターズ空手 重山が形3年連続準V 田代は組手5位
日本スポーツマスターズ2024長崎大会(日本スポーツ協会など主催)の空手道は9月21~23日、佐世保市体育館であった。鹿児島県奄美大島からは6人が出場。男子形4部(70歳以上)で重山和也(75)が3年連続準優勝、同組手6部(65~69歳)で田代克明(65)が5位と奄美勢が活躍した。中山晋平(46)が5年連続出場で表彰を受けた。 日本スポーツマスターズは原則35歳以上で競技志向の高いシニア世代を対象にしたスポーツ大会。2001年の宮崎大会を皮切りに毎年開催されており、今年の実施競技は空手を含め13競技。 3年連続で準優勝した重山は「ここ数年はずっと同年齢の同じ相手と決勝。ベストは尽くしたが、試合は緊張して道場の半分の力も出せない」と話しながらも、大会に帯同した家族や仲間の声援を受け「とても力になった。娘の応援があると良い成績が出せる」と感謝した。来年に向けては「下半身を強化し、優勝を目指して頑張りたい」と意欲を見せた。 中止になった大会以外はすべて出場しているという田代は「準々決勝で過去6回優勝の相手と対戦したが、相手にポイントを先に取られ、メンタルの部分で弱さが出た」と振り返り「心を鍛えて来年は上を目指したい」と意気込んだ。 昨年は組手で5位、5年連続出場で表彰を受けた中山は「空手は本気でやる遊び、きついけど楽しくて苦にならない」と話した。 40~50年ほどの競技歴を持つ3人。マスターズに参加する魅力は「目標を持つことができ、全国いろんなところに友達ができること」と話した。