「秋は来ないのか?」9月中旬の夜でも30度近く 繁華街では嘆きの熱帯夜 寝苦しさも続く 「寝るときは長袖か七分袖」「枕カバーは毎日洗濯」プロに聞く快眠法4つのポイント
西日本を中心に残暑というには厳しすぎる暑さが続いています。 本来なら、9月中旬のこの季節は、朝晩は秋の涼しさを感じられる季節ですが、繁華街では、「秋はどこへ?」との声も聞かれました。 【写真を見る】「秋は来ないのか?」9月中旬の夜でも30度近く 繁華街では嘆きの熱帯夜 寝苦しさも続く 「寝るときは長袖か七分袖」「枕カバーは毎日洗濯」プロに聞く快眠法4つのポイント 山口県内で観測史上最も遅い猛暑日を観測したきのう。 昼間の最高気温が36・2度だった山口市では夜も気温が下がりませんでした。 午後8時時点で29・4度。蒸し暑さがこたえる夜でした。 まちの人は 「9月だと少し涼しくなる季節でしたけど、今年はすごい。暑いですね。秋はこないのかという感じがするね」 テラス席がある飲食店でも、客はエアコンの聞いた屋内を選んでいました。 夜も気温が下がらず、寝苦しい熱帯夜が多くなります。 暑さに体力も消耗気味。しっかり眠って回復を図りたいところですが夜も暑い、ということで寝苦しさも感じるこの季節。快眠のヒントを専門家に聞いてきました 教えてくれたのは山口県庁すぐ近く、山口県山口市の寝具店、中央寝装の山口すみれ社長。 夏の快眠の鍵は「温度と湿度」と断言します。 (1)眠るときになにを着るか 暑いからと肌を露出しすぎるのはかえって逆効果だそうです。 文字どおり眠りに入る「入眠」には、体の奥深く、つまり、内臓の温度が下がることが重要です。 手足を冷やしすぎてしまうとかえって体が体温を維持しようとして内臓の温度が下がらなくなるといいます。 夜も暑い日には寝る間もエアコンを使うことが多くなりました。 暑くもなく寒くもない環境をつくるため、生地は薄手で、袖の長さは手首まである長袖かひじの下ほどの「7分袖」くらいが望ましいといいます。 素材は綿などの天然素材。汗などの湿気を吸い込んで吐き出す特性にすぐれているというのが理由です。 この場合は肌着もなくていいそうです。 (2)敷き布団 マットレスなどそれぞれ気に入ったものや高価なものもあるため直ちに買い換えるのは現実的ではありません。 そこで、体に一番近いところに敷く「敷きパッド」の使用が効果的です。 これも吸湿性にすぐれた綿の素材が適しているということですが、選び方のポイントは生地の表面です。