ここから飛翔するための価値ある1勝!白鳥翔、アガリ8発の特大トップで闇から光へ「めちゃくちゃ大きいと思います」/麻雀・Mリーグ
1勝以上の重みがある勝利だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」11月29日の第2試合は渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)がトップを獲得。5回のリーチにアガリ8発の大暴れで、試合後は「レギュラーシーズンで敗退するつもりはない」と常勝軍団のプライドをのぞかせた。 【映像】白鳥、アガリ8発の特大トップ 一部始終 第1試合は大黒柱の多井隆晴(RMU)が序盤トップ目を快走するも、中盤から大量失点でまさかの大敗。当試合は起家から白鳥、TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)、U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)の並びでスタートした。 白鳥は序盤、手は入るものの堀の攻めに屈し先攻を許す。さらに瀬戸熊にも大きな加点を許し、3着目で迎えた東4局1本場。先制リーチの平和・ツモが裏ドラ2枚という幸運を得る。この満貫で上位に食い込むと、親番の南1局は6000点のツモ。これでトップ目堀に迫る。 南1局1本場、小林が八万ポンで対々和の仕掛け。これに対して白鳥は純チャン・三色同順のイーシャンテンから1索をポンしてカン8索待ちのテンパイ。6索が早い巡目に捨てており、ライバルからこの待ちは絞りにくい。山に2枚残っていた8索を、ライバル堀から直撃。純チャン・三色同順で5800点(+300点)のアガリを決めた。 同2本場は小林から1500点(+600点)、さらに同3本場は瀬戸熊から9600点(+900点)とアガリを決め、ダントツ状態になった白鳥。南4局もリーチを一発でツモり、満貫のアガリで試合を締め括った。白鳥はこれで今期2勝目。 これ以上は負けられない、そんな状況で掴んだ大トップ。激戦を経てやや疲れた様子でインタビューの場へ登場した白鳥は「めちゃくちゃ大きいと思いますね。1着と4着で100ポイント以上違う。とにかくトップは大きいな、という感じですね」。まだボーダーラインを意識する時期ではないが、危機感はある。最後に白鳥は「まだ全然試合は残っていますし『焦らないぞ』と言い聞かせていました。トップが欲しいなと思っていたところでここ一番のトップが取れて、良かったと思います。レギュラーシーズンで敗退するつもりはないので、応援よろしくお願いします」とファンへ伝えてインタビューを締めた。 まだ地上は遠い、しかし光はたしかに差し込んでいる。抜群のチームワークを一つの武器に戦うチームが、中盤戦での巻き返しを図る。 【第2試合結果】 1着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)6万5900点/+85.9 2着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)3万3800点/+13.8 3着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)2万9800点/▲10.2 4着 U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)-2万9500点/▲89.5 【11月29日終了時点での成績】 1位 赤坂ドリブンズ +532.9(38/96) 2位 セガサミーフェニックス +491.5(38/96) 3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +273.3(40/96) 4位 U-NEXT Pirates +266.5(38/96) 5位 TEAM雷電 ▲26.0(40/96) 6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲47.8(40/96) 7位 EX風林火山 ▲369.4(40/96) 8位 渋谷ABEMAS ▲478.0(40/96) 9位 BEAST X ▲663.0(38/96) ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部