三宅弘城、『おむすび』で2度目の朝ドラ出演 『ふてほど』『サ道』の役柄との違いと共通点
いつものように何気なくTVerをつけ、「お気に入り」をチェックしていたら、『サ道』(テレビ東京系)の過去作が新着に上がっていた。12月21日放送のスペシャル『サ道 2024SP ~誰しも 何かを胸にととのう~」(テレビ東京系)に向けての特集だと理解しつつ、同時に現在出演中の朝ドラ『おむすび』(NHK総合)、さらには年始放送の『監察医 朝顔2025新春スペシャル』(フジテレビ系)に出演の三宅弘城の顔が浮かんできた。年の瀬から新年にかけて、立て続けに人気作に出ることになる。 【写真】『サ道』は最も今を反映した作品に 今年全体を振り返ると、「ふてほど」で2024年のユーキャン新語・流行語大賞に選ばれたことでも話題の『不適切にもほどがある!』(TBS系)にも三宅は出演していた。演じたのは、サカエ(吉田羊)の元夫で、昭和と令和を行き来していたタイムマシン型バスの開発者・井上。現在は大学教授という立場ながら、「科学者になってタイムマシンを発明する」という小学生時代の夢を見事に叶えた今作のキーマンだ。真面目でせっかちな性格から、サカエに嗜められることもしばしば。最終回では、令和から昭和に帰る小川市郎(阿部サダヲ)の乗るバスを、燃料節約のため学生たちと手押しするシーンがあった。 『おむすび』には、第10週「人それぞれでよか」で初登場。演じるのは、翔也(佐野勇斗)が所属する星河電器社員食堂のベテラン調理師・立川周作。野球部の面々にはいつも大盛りをサービスする気前のいい人柄(本人としては悪気はない)で、そのことが後に澤田(関口メンディー)が栄養士をつけるべきだと提案するきっかけへと繋がっていく。さらに立川は、阪神タイガースの熱狂的ファン。巨人に入団した澤田に対して、「阪神捨てた裏切りもんが!」と睨む、言ってしまえば少々面倒くさい面のある人物でもある。 結(橋本環奈)が栄養士として星河電器社員食堂に入ることにより、立川は第12週「働くって何なん?」から物語の中心人物に。「うちに栄養士なんかいらん」とその面倒くささが悪目立ちするかたちとなっていく。三宅の朝ドラ出演は2015年度後期の『あさが来た』以来、2作目。『あさが来た』の亀助とは異なり恨みを買いそうな役なだけに、今後の結とのやり取りが少々心配ではある。