阪神・森下翔太、3点目ズドーン! 2点の呪縛解く4号キング弾 初4連勝や!初貯金や!!
(セ・リーグ、阪神7-0中日、4回戦、阪神2勝1敗1分、19日、甲子園)森下弾で突き抜けた! 阪神は中日に7-0で快勝し、引き分けを挟んで今季初の4連勝。同じく初の貯金1とした。三回に森下翔太外野手(23)が、リーグトップタイとなる4号ソロ。値千金の一発で3点目を奪い、10試合連続2得点以下だった球団ワースト記録の更新を阻止。呪縛を解かれた打線は4イニング連続得点にダメ押し点と爆発し、首位中日に1・5ゲーム差に迫った。 豪快にすくい上げ、確かな手応えにスタンドインを確信する。沸き立つ虎党の大歓声を聞きながら、ゆっくりとダイヤモンドを一周。森下がひと振りで、虎を呪縛から解き放った。 「今回は逆の風ではなかったし、いい感触でもあったのでいったかなと。次の1点が大切になる展開だったので、結果的にホームランになってよかった」 18日まで10試合連続で2得点以下。この一戦に球団ワースト記録更新がかかっていた。貧打にあえぐ虎を解放したのは、2―0の三回だ。1死から中日の先発・メヒアが投じた6球目を「コンパクトに振り抜くことを意識した」と一閃。リーグトップタイとなる4号ソロを左翼席にたたき込んだ。打点12もリーグ2位タイに。11試合ぶりとなる〝3点目〟を刻んだ。チームのムードは一変。大山にも五回に今季初アーチが飛び出し、初の森下とのアベックアーチとなった。 不振で2年目を踏み出した森下だったが、完全に目を覚ました。14日時点ではホーム6連戦を前に打率は・167と絶不調。それでも本拠地で自分の打撃を取り戻す自信と、強い覚悟があった。 「甲子園はほかのドームほどマウンドが高くないから、ピッチャーもバッターも平等な場所に感じる。この6連戦は今まで以上に本当に集中して入る。甲子園では打つ」 マウンドが高ければ低めの変化球も、高めの直球も見極めが難しくなる。1週間前の中日3連戦(バンテリンドーム)では12打数1安打4三振と苦戦を強いられたからこそ、ここでの再戦に燃えていた。 今週は17日の巨人戦で決勝打を放ち、18日の同戦でも同点打。この日も本塁打で4試合で7安打4打点とし、有言実行の復活劇をみせた。今季甲子園で戦った7試合では4試合でマルチ安打を記録し、打率は・391(23打数9安打)、2本塁打、5打点と圧倒的な相性を誇っている。