【陸上】東農大が男子長距離ブロックの青雲寮を新設 来年1月に木造3階建ての寮が完成予定
学校法人東京農業大学は5月13日に学生寮「青雲寮」の地鎮祭を行ったことを発表した。 【動画】寮で使われる木材を伐採する際に行われた「木霊鎮め」の様子 東農大陸上部の男子長距離ブロックがこれまで長く利用してきた青雲寮は、老朽化のため数年前から使用ができず、部員は別の寮で生活を送っていた。 新しく建築される寮は、大学が所有する奥多摩演習林の国産材を活用した木造3階建ての準耐火構造となっており、52人が生活できる。寮の特長として、学生の心身の健康を支える、木を活かした空間とし、木がもつ心理的ストレスの緩和効果や調湿・抗菌作用は空間の快適性を高め、心身の健康に好影響を与えるという。 また、CO2排出量の少ない部材を使用することで、炭素を固定する木造建築で脱炭素化に貢献する試みも行う。 竣工は25年1月で、2月から部員の入居が始まる予定。 東農大は1919年に独立した部として陸上部が創部。21年には第2回箱根駅伝に出場を果たした。箱根駅伝では過去70回を誇り、過去最高は2位。OBにはパリ五輪マラソン代表の小山直城(Honda)がいる。昨年度は10年ぶりに箱根駅伝に復帰。5月の日本選手権10000mでは前田和摩(2年)が日本歴代5位となる27分21秒52で3位に入賞している。
月陸編集部