自民・義家弘介氏が政界引退へ 「ヤンキー先生」、文科副大臣など歴任 後任は「落下傘でない人であってほしい」
「ヤンキー先生」として知られる自民党の義家弘介元法務副大臣(53)は6日、3月末で政界を引退すると表明した。所属していた安倍派の裏金事件に関わり、昨年10月の衆院選では神奈川16区から出馬したが党方針で比例重複立候補が認められず、落選していた。 義家氏は今月6日、自身のメールマガジンで「3月31日をもって、政界を引退する決断をさせていただいた」「4月からは一私人として生きていく」などと説明。後任については自身を支援する地元の県議や市議らに対応を一任する考えを示した一方、自身が「落下傘」候補として苦慮したとし、「その言葉に当てはまらない方であってほしい」とつづった。 長野県出身の義家氏は高校2年時に暴力事件を起こし、北海道の北星学園余市高校に編入。明治学院大卒業後、同高の教師になり、「ヤンキー先生」として有名になった。横浜市教育委員や、第1次安倍晋三内閣が設置した教育再生会議の担当室長などを務め、2007年参院選比例で自民から出馬し初当選。12年の衆院選で神奈川16区にくら替えした。当選回数は参院1回、衆院4回で、文部科学副大臣などを歴任した。
神奈川新聞社